Casa Galarina

映画についてのあれこれを書き殴り。映画を見れば見るほど、見ていない映画が多いことに愕然とする。

ブルックリン

2018-01-26 | 外国映画(は行)
★★★★☆ 2016年/アイルランド・イギリス・カナダ 監督/ジョン・クローリー

(WOWOW)

例えば「キャロル」や「リリーのすべて」のように美術やセット、衣装に申し分がなく、
堅実な演技と脚本で展開される上質な作品である。
「美しい映画を見た」という満足感に浸れる逸品。
祖国アイルランドと新天地NYの間で心揺れ動く女性をシアーシャ・ローナンが好演。
NYでは背伸びして生きる彼女が母国に戻りその居心地の良さに浸ってしまうのは、
現代の女性も大いに共感できるところだろう。
そして彼女はどちらの男を選ぶのかハラハラしながら最後まで引き込まれた。
また当時の女性たちのファッションがステキ。
特に寮での夕食にどの女性も毎日美しく装っていることに感動。
私のクロゼットから「部屋着」を葬ることにした。


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