★★★★ 2019年/イギリス・アメリカ 監督/ジェイ・ローチ
FOXニュースセクハラ事件の映画化。上昇志向のある女性につけ込むのが、卑怯。ジョンリスゴー、損な役回りだがハマってる。最初の告発者がニコールキッドマンでそれに続くのがシャーリーズセロン。2大女優の並びで絵的に盛り上げたい所を敢えて我慢している。抑えた演出がいい。
1年間にわたる用意周到な準備がなければ告発できない。その1年間にどれだけの人が新たなセクハラを受けたとしても、それだけの準備がいるという辛い現実。誰かが、どこかで止めなければならなかったのだ。しかし、どうやって?もし私があの役員室の入口受付に座る秘書だったらと思いを馳せてしまった。