【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

万灯籠~春日大社~

2010-03-02 | デジカメ紀行
万燈籠は世界遺産にも登録されている奈良の春日大社の年中行事で、年に2回、
2月の節分の日の「節分万燈籠」と、
8月の14・15日の「中元万燈籠」があります
が、今回は「なら瑠璃絵」開催中ということで、その期間は、特別だったようです。

一の鳥居から続く参道には、その両側に急ごしらえの行燈がしつらえてありました。


一つの行燈には10名の奉納主の記名が・・・
その行燈の数は?と、すると?
と、いうような計算はおやめなさい!
ハイ・・・

二の鳥居からは境内にある約3000基の全ての燈籠に火が灯されます。
周囲の照明は落とされ、ほぼ真っ暗な中、燈籠のろうそくの灯りをたよりに境内参道を進みます。


その燈籠の数の多さからイメージをしていたのよりはずっと暗いモンでした。
電気の無い時代こんなんやったんや・・・と妙にその昔を思ったり・・・・・

風で灯が消えないように燈籠に紙をはりつけてあるのですが、結構ぶ厚いようでろうそくの明るさがかなり落とされるようになってしまってます。
とにかく真っ暗、蝋梅の良い香りがしていたのは、しっかりと鼻がカンジてました。

中元や節分の時の万灯籠はその見物客でタイヘンなんですが(体験上)
今回は、お参りする人も多かったのですが、それほどでもないようで、境内の中、少しはゆったりしてました。


おかげさまで、三脚を立てても大目に見てもらえるカンジが察知できました。

私は釣り灯籠の中に灯りが入った時に見える灯籠の透かし彫りが大好きです


800年前の昔から今日に至るまで、藤原氏をはじめ一般国民から奉納されたものです。
「商売繁盛」とか「家内安全」とか、いつの時代も願いはかわらないんですね、
元号と奉納した方のお名前が透かし彫りしてあります。

後に関係者さんから聞いたんですが、
「NHK大河ドラマ『天地人』の主人公、武将直江兼続が奉納したものがありますよ」
って。

その方のお話によりますと、釣り灯籠は青銅製で高さ56センチ。
春日大社を表す「フジ」と「シカ」の模様があしらわれてあります。
春日大社の屋外にある約1000基の釣り灯籠のうち、6番目に古いそうです。
う~~ん、無念じゃ、私は気がつきませなんだ・・・・・

そして、今でも釣り灯籠を奉納する人を募集してはりますよ~~

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