【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

絵手紙~三月~

2010-03-26 | 絵手紙
【猫柳】


一つ一つを大きく描きます。
ふわっとしてる部分は薄墨にします。
薄くすると滲むので、筆の水気をとっておきます。
枝はふつうの濃さでいきます。
色付けなんですが、使う色はあんまり無いです。
枝=岱赭+紫
花の付け根に若葉色をピッピッピッと・・・・・
塗るところが少ないので墨が乾いてから塗ってやって下さい
あとの、お花は、うす~い墨で。
全部に濃い色を塗らないでぼやかして下さいね
うす~い臙脂(えんじ)をお花の先かお尻に
必ず臙脂は何も色の無いところに、墨の上には塗らないでくださいね
蕾っぽく、こういう風にカサをかぶってるンは臙脂を塗ると良いですね

ネコヤナギ(猫柳) ヤナギ科



【こごみ】クサソテツの若芽


クサソテツ(草蘇鉄) メシダ科

春の山菜を用意してきました
「これって、初めてみるわ、どういうふうにしていただくのかしら?」
「天ぷらが良いですね」
「どの辺りを食べるんでしょうか?」
「茎の下の方の固いところはすてていただいて、あとは全部食べれますよ、天ぷらにするとアクがとれておいしいですよ」
食べ方に話題集中

そこで、先生が「はぁい、いっぺん描いてみますねぇ」
中身が結構、細かいでしょ?そんなん描いてたら気が遠くなるでしょ?
見えてるってゆうか、中の飛び出てる部分から・・・・・
くるり~と外側描きまして、ここにピロピロピロ~~と出てますね、適当に、
真ん中、葉っぱがギュ~ッと中に向かってますね、こんなんいちいち描いてたら日が暮れますので適当に・・・・・
軸のところ、二重になってます、解りますでしょうか?
溝になってへっこんでるんですよ。
まっ、こんなカンジで、色は基本はミドリなんですが、コレだけだとさみしいので、
この辺良く見ていただくと、茶色っぽいのがピッピッピッとあるかな?みたいに。
茎のふちは若葉くっきり、あと、濃淡で青草の濃い、薄い。
青草を濃くしたい時は本藍を混ぜてみて下さい、顔彩を2色使う時はよ~く混ぜて下さいよ。

若牛蒡:葉牛蒡


巻紙の長さ、端から端まで67cm

これ、全部食べれます、私も絵手紙するまでは食べたこと無かったんです。
「葉っぱはおいしいですよ、茎はかき上げとかどうでしょう、根っこは固いですから、さっとゆがいてね」
「葉っぱはゴマ油で炒めたらどうかな?」
「山菜は天ぷらにすると、アクがぬけておいしいよね」
食べるモンがモチーフだと、話がはずみますね、そこは主婦だから、調理法とかね。

巻紙に描いてもらいます、長~く描いて下さい
縦に書いても良いし、横に描いても良いですよ。
束にして書いてもらっても良いし、コレはテープですからはずしてもらってバラで描いても良いし、これね、肝心なところはどこまで、描いていいのか、全部描くのか、ま、切れのいいところで。
え~、手勝手がありますので、こっちで描きたい方はこっちから、またこっちからの方が描きやすい方はこっちから・・・
巻紙の巻いてる方をあっち向けたりこっち向けたりしながら。
描きはじめたら、描いていく方向に巻紙のくるくるっと巻いてる方をずらして行って下さい
チリチリ描かないで、グググッと勢いよく描いて下さい。
根っこのひげがモジャモジャなってるんで、すこしむしって下さい、あんまりむしっちゃうとさみしいので、全部むしらないでちょっとだけね、
やっぱりね、速い線で描いて下さい、あんまりチリチリチリと描いてると疲れちゃいますからある程度こういう線のところはシューシューシュ~~と・・・・・

そしたら、線の練習にいきます、シュシュシュ~~と速い線で行って下さい。
この時、筆の先っちょだけが紙に当たるように、こういう風にベチャ~と筆の先が紙にあたらないように、お習字のようにならないでね。
シュシュシュ~ッと描いて、とまったところがジュワッと滲んだり、ボテッとなってもかまいません、そうですね、なんだか星座のね、あんな風に・・・・・
ハイ描きましょう、私が描くと、見てるだけで時間がかかっちゃうので、ハイ描いていきましょう、どんな風に描くかはそれぞれで違いますので、相談して下さい
ちょっとね、葉っぱが中に入ってるのは出してやると良いです、裏返ってるところなんかも面白いですよ、
根っこから行きましょう、ここのところはひげがいっぱいあります、
全部描かなくてもいいですよ。
葉っぱですね、葉っぱがどっち向いてるかとか、全部描いたらシンドイですよね、茎の間から出した若い葉っぱは、しっかり描いてあとは、見えてるところとか適当に、別につじつま合わせなくても良いですよ。

色を付けるとき、少し待ちましょう、筆を止めたところが滲んでしまいますのでね、
巻紙に大きく描く場合は、筆の水加減を注意して下さい
根っこ=岱赭+墨
根っこと茎の境目、墨を濃く
茎=薄い若葉、
葉っぱの裏と表=若い葉っぱの裏は→花百緑(はなびゃくろく)
枯れてる葉っぱがありますが、無視します、青草で行って下さい。

白残しをタップリ、ベタ~~としないですよ。

【おまけ】
長~い、若牛蒡なんで、
ハガキを3枚に分けて描いてみました
一枚づつずらしてポストインとかどうでしょうか?