【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

童仙房 PART② ~初夏編~

2010-06-06 | 折々の花~植物観察会~
もう、一か月になりますねぇ
先だってのG/Wのとある日、童仙房に行ってきました
きっかけは「Tさんの田んぼのそばにナルコユリが群生してるとこがあるよ、これから次々に咲くかな?」って教えてくれはった人がいはりましてね。
童仙房は植物観察会で何回か行ってますが、一人で行くとなると、ちょっとまだ地理がわからへんのです。
ごく身近に童仙房に所用で行く人がいましてね「スイマセン写真に撮りたいお花があるんで、車の後を付いて行っていいですか?」

ナルコユリも・・・ですが、Tさんの田んぼのそばと言いますと、スモモの木に着生していたカヤランがですね、気になってましてね、そっちの方がね・・・・・

童仙房は道がクネクネ、今、どっちの方向に向かっているのやら、とにかく車の後ろについて行くだけで必死状態。
三差路でちょっとストップ。
「ここを右に曲がるとTさんちの田んぼですよ、私は左の方に用事がありますんで、ここで失礼します」

車を道の端っこに停めといて、まず、カヤランのところへ・・・
わぁ!!可愛いお花が咲いてます(お花の大きさは1㌢未満だったわ~~)

カヤラン(榧蘭)ラン科

でもちょっと高い所なんで・・・・・
必死で古木にしがみつくようにして撮りました



「カヤランの花に会えてよかったですね。ふつうは高い所についているランで、なかなか花を見ることはできないですからね。」
とか、
「普通カヤランは杉の大木の頂上近くに着生して目に触れることはあまりありません。」
とか、
カヤランについては高い所で咲いている・・・・・のイメージですよね。

「わんちゃんが撮ったカヤランはスモモの枝に着生したものでわれわれの眼の高さに着生しており花も間近に見ることができます。3~5月頃咲くと思います。」と。
「以前はスモモの枝が長く100株以上着生していました、その枝を切られたのが残念です。」とも聞きました。
そして、3月の観察会の時に撮ったカヤランはもう咲き終わったモンらしくって、咲いてるのかな?って思いながら・・・だったんで、だから、とっても嬉しかったんです。

カヤランのそばにナルコユリと教えてもらってましたが、なんとアマドコロです

アマドコロ(甘野老)ユリ科

ナルコユリ、アマドコロ、ホウチャクソウなど、お互いよく似ててソックリなんですよね。



ここで突然イワカガミが登場します。
「滝のそばにイワカガミがちょこっと咲いてましたよ」
私的にはイワカガミ?って?どんなお花?でもね、咲いているんやから滝の方へ行ってみればわかるでしょうよ・・・みたいな(普段の性格丸出し状態)
滝のそばまで行って、滝の上間近まで登ってみましたが、花らしきモンはありませんでした。
後でわかったのですが、葉っぱはたくさん生えていたそうです。

イワカガミの名前は、岩場に生え、光沢のある葉を鏡に見立てたところからの名前です。
と、教えていただきました。
イワカガミには滝から少し離れた岩がちょっとのぞいている、足場の悪いところで会うことができました、ナルホドです

イワカガミ(岩鏡) イワウメ科

イワカガミ?って?みたいに、
どんな姿なのかも知らずにキョロキョロ探していたわんちゃんには、
イワカガミに遭遇というのんは、ちょっと難しかったですね。(でしょう?)


途中、ハンミョウに出合いましたのよ。

地べたで見ると「うん?何?」ってカンジなんですが、
カメラの液晶モニターを覗いて大きくしていくと、
な・なんとキレイ・・・宝石みたいなんですよ、ホラ!!


そしてね、カメラを向けてそぉ~~っと近づいて行くと、
まるでね、道案内でもするかのように、ちょこっと先へ、また、ちょこっと先へとピョンピョンと飛んでいくんです。



同じ場所に居たのですが、最初、キレイな方がオスでこちらはメス?って、カップルかな?と思ったんですが、
そうでもなかったみたい、こちらはニワハンミョウ


【おまけ】




G/Wのころは童仙房ではもう田植えが終わってまして、早苗が風に揺れてましたよ。
(ウチの近所の田んぼでは、今、田植えの真っ最中です。)
「童仙房では、なんでそんなに早く田植えをしはるんですか?」
「茶摘みがありますんや、そいでね、田植えは早う終わらせまんねん」
秋のお彼岸頃にはもう稲刈りは終わってるそうです。

「ちょっと気がついたんですけど、今年は稲の苗が小さいですねぇ・・・」
「今年は天候不順で育ちがあんまりようないみたいですわ、苗床の肥料が無くなるので、置いといても大きゅうなれしませんし、田植えしましたんやわ」
「はぁ、そうなんですか、元気に育ってくれると良いですねぇ」
暑い夏に期待しましょう・・・・・



童仙房PhotoStory1_1.wmv


キランソウ(金瘡小草) 別名:ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)  
アマドコロ(甘野老)  
コバノガマズミ(小葉莢迷)  
ツチグリ ( 土栗 )  
トウバナ(塔花)   
ヘビイチゴ(蛇苺)  
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)  
タチイヌノフグリ(立犬の陰嚢) 
アキグミ(秋茱萸)  
カキドオシ(籬通)  
ヤナギ(柳)  
セイヨウカラシナ (西洋芥子菜)

タチイヌノフグリのお花はちっちゃいちっちゃいです、薄いピンク色のタチイヌノフグリは珍しいそうです


≪お知らせ≫
明日から約10日間ほど、自宅を離れます。
その間、blogはお休みします。