【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

絵手紙:2012年3月~タラの芽・お抹茶茶わん・ラッパ水仙・グレープフルーツ~

2012-03-28 | 絵手紙

タラの芽


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短冊に割り箸で・・・
割り箸の時は墨の色は濃いめに。
割り箸を置いたとき、ボテッと入りますね、ボテッが重ならないように注意してください
割り箸で字を書くときなんか、筆順を変えてもいいですよ、ボテッがあっちこっちに行く方が良いですから

切り口を手前に置いても良いですね、根元からいきます。
茶色くなってる皮の部分、先っちょだけが茶色いですけど、緑のところ、それからちょっと点々模様、
タラの芽って人間でいうたら思春期から二十歳ぐらい・・・かな。
それから若い芽にいきます。
ふわふわとしてますね、ウドの葉先もこんなカンジでしたよね、筆先で点々点々
彩色は
タラの芽の切り口は薄い黄土
薄い緑のところは若葉、濃くしていって青草をプラス
臙脂をうす~く、次に濃いめにして水をしっかりとって、点々、点々
緑に臙脂が春らしくってきれいです。

お抹茶茶わん


簡単ですよ~
向こう側から、ゆっくりゆっくり滲みを視ながら、いつもやったらお茶碗の縁の厚みを描くんですが、墨でいきます。墨⇒にじませながらゆっくり、厚みのカンジを出します。
お茶碗を塗る前に先にお茶を入れときます、
お茶の色は、若葉の単色に青草を混ぜると、きれいなお抹茶いろになります。

塗る時は墨の時って、いつものようにやると点々になってしまうので、ゆっくりと滲みを待ちながら引っ張るように(筆を)動かしていきます。
じゅわ~と滲ませながらお茶碗を塗っていきます。
墨の横にきて、鮮やかに緑が映えます。

ラッパ水仙




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「水仙をかつぎ」  宮沢賢治   
水仙をかつぎ
白と黄との
やあお早う
……わらひにかゞやく村農ヤコブ……
ぼくもいまヒアシンスを売って来たのです
ふう
あゝ玉菜苗
千川べりヘ植へ付けますが
洪水をかぶればそれっきりです
 やあお早う
 いゝお天気です
 松の並木の影
 犬 黄いろなむく犬め
 鳥の声 鳥の声
朝日のなかから
学校行きのこどもらが
もずのやうに叫んで飛び出してくる

↑ 道草さんから寄せていただきました


葉っぱはわりと細くって反りかえってますね、反りかえりが苦手な方もがんばりましょう。
大きな紙に描くときはお花の向きを変えてとか、縦半分にお花を描いて上のほうに言葉を描くとか・・・

お花って描くときは真正面って面白くないです、ちょっと横向けて首のところを入れるといいですね。
茶色のベロベロも描きたいし・・・
真ん中のラッパの部分がスゴク大きいですね、ラッパの部分からいきます
口が可愛いフリルになってますね、フリルが何個とか数えなくていいですよ、
花びらは何枚かな?
6枚ですね、鳥が飛んでるように反りかえってますね、、
水仙ってちょっと皺がありますよ、あんまり描くとしつこいのでほどほどに・・・

黄色って濃くするのは難しいので、ちょっと上朱(じょうしゅ)→朱色を混ぜて加減しましょう。
葉っぱは青草+緑青(明るい緑色になります)
ベロベロの部分は岱赭(ちゃいろ)をうんと薄く。

グレープフルーツ



半分に切って描くのは皆さんお手のモンでしょ。
大きく大きく外側の枠からはみ出して良いですよ、せっかく大きいグレープフルーツですから・・・
タネがあればアクセントに。
何袋入っているか?とか、考えなくていいですよ、皮の部分の点々点々も、お忘れなく。
実の中のスジは墨を薄く薄くして細く、薄くしないで同じ色でスジを引くとうるさくなりますから・・・
白いところはキレイなんで残しておきます。
皮は薄い黄色で濃い黄色を載せると、ジューシーに見えます。
縁は薄~く黄色を塗ります。
袋の中は黄色+上朱(じょうしゅ)→朱色
タネは薄い黄土でいきます。

【おまけ】
「コレ何に見える?」
「お抹茶やろ?」
「コレは?」
「グレープフルーツ、おじいちゃんが好きやったなぁ、よう食べてたなぁ」

『ヘタでいい、ヘタがいい』って、絵手紙のキャッチフレーズなんですけど、実際のところあんまり上手くないので「何を描いたの?」的な時は息子たちに聞いてみるんです、当たるとホッとのわんちゃんなんです。