【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

マツムラソウ、キレンゲショウマ:2013.9.22

2013-10-13 | 折々の花~植物園~

マツムラソウ (松村草) イワタバコ科
 

京都府立植物園(京都市左京区)で、環境省が絶滅の恐れの極めて高い絶滅危惧ⅠA類に分類する希少種、マツムラソウがかれんな釣り鐘状の花を咲かせている。南国に生息する植物で、冬に根が凍結することから京で地植え栽培は難しいとされたが、試験的な栽培を経てようやく公開にめどがつき、同園は今年から本格的な公開を決めた。
マツムラソウは、イワタバコ科の多年草で、沖縄県の西表島や石垣島、台湾、中国南部に生息する。植物園は数年前から、国内の植物を生息地に近い環境で紹介する「植物生態園」付近で1株を植え、試験的な栽培に取り組み始めた。一角にはせせらぎがあり、常に水が流れている環境のため根の凍結が防げると職員が考えたからだ。2011年冬から2年連続で越冬し、無事に花をつけたため来園者に見てもらおうと今年7月にバックヤードで育てた約40株を植えた。
9月中旬から、釣り鐘状の黄色い花をつけ始めている。1株に多いと20~30もの花をつけることもあるという。
府立植物園の担当職員は「せせらぎ付近は来園者を引きつける植物が少ない場所だった。南国情緒あふれる花で新たな魅力が作り出せれば」と話している。10月下旬まで見られるという。
2013.9.25 京都新聞

キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)アジサイ科

2013.9.22 撮影

キレンゲショウマは紀伊半島、四国、九州などに分布する珍しい山草ですが、絶滅危惧II類に分類され絶滅の恐れが増大している種に指定されています。
自生地では7~8月に咲きますが京都ではこの時期(9月)になりました。
低地での栽培は、自生地には生息していない害虫のクロウリハムシの食害により蕾のうちにダメになるそうです。京都府立植物園でも地植え株の開花は開園以来、初めてではないかともいわれています。

京都府立植物園では大事に大事にされてます




わんちゃんが初めてキレンゲショウマに出合ったのは六甲高山植物園ででした、その前に、宮尾登美子さんの小説「天涯の花」でキレンゲショウマが登場でした。主人公の珠子役を田中美里さんが演じておられて剣山のキレンゲショウマに会いに行くシーンは印象的でした

もう一度温室へ
カカオ アオギリ科


コレみ~んな花です、おそらく何千ッと花が咲いてるでしょう、こんだけ花が咲くんやけど実になるのは、おそらく2~3個、物凄く効率の悪い花なんです、あんな大きな実が生るのに花はこんな小さな花、花も近づいてみると結構面白い形をしてる?・・・




2012.10.22 撮影

ネペンテスウツボカズラ ラヤ ウツボカズラ科




の写真の二つのウツボカズラは日本ではおそらくここでしか見れない、スゴク珍しい植物です、ボルネオ(熱帯)の標高の高いところ2000㍍~3000㍍の高山にあります、日本の夏のように30℃を超えるところは苦手です、20℃くらいのところで生育しています、ラヤっというのは、マレーシア辺りで王を意味する言葉でネペンテスの王さまっと・・・昔ネズミの死がいが入っていたという話があるんですがソレってこの花のことです、日本でこんな袋が付くっていうことはまず、無いんです。業者さんから買ったモンなんですが、生かしておくだけでも難しい植物、それぐらい貴重なモンです。(園長さん談)

ヤドリコケモモ ツツジ科


奄美大島にも今、10個体?いやそれ以下かな?ぐらいしかないと思います、絶滅危惧種の特定種になってて作ったらアカン移動させてもアカン、非常に厳しく保護されています、奄美大島に行ってもこんなに大きなヤドリコケモモはありません、世界最大のヤドリコケモモがコレです。(園長さん談)

アアソウカイ(亜阿相界)キョウチクトウ科

原産地:マダガスカル

(日本)植物園に来たときはここ(幹のプクッと膨れている所)までしかなかった、2000年だったかな?日本では水分が多くて光も足りないからドンドンドンドン上に伸びて行ってマダカスカルのように乾燥してて光の強いところに居るとズングリムックリになるんです、ここんところで明らかに違う、性質じゃなくって生育地が違ったから、来た時はここ(幹のプクッと膨れている所)までだけで多分2~30年経ってる、来た時から10年とちょっと経ってこんな形にホントはよくないんですが仕方がないですね(園長さん談)

バオバブ アオイ科


マダガスカルには9種か10種のバオバブがあります、それ以外にアフリカ大陸にはアフリカバオバブが1種あり、もう一つオーストラリア大陸にオーストラリアバオバブが1種あります、つまりほとんどのバオバブはマダガスカルに集中しててそれ以外の種はアフリカ大陸とオーストラリア大陸に1種づつあるっということになりますね。
「星の王子さま」の中に出て来るのがこのアフリカバオバブなんです、コレは1991年にこの植物園にやってきました。花が咲くんですよ、花が咲くほど大きな木は日本にはなくって、なかなか珍しい植物です。コレも夜に咲く花です、昼夜学転室に持ち込むと花が咲いてるのが見れるんですが大きくなっててちょっとムリ、見れないのは仕方がないですね、ただ、ここは10時にオープンします朝一番に来てもらえると咲いているのが見てもらえるかもしれない(今年はもう全部咲き終わってしまいました):園長さん談

サルオガセモドキ パイナップル科 

アナナスの仲間です

この仲間の特徴は土に植えちゃいけない、土に植えると育たない、根っこが土の中に入って湿ってしまうことを嫌う植物です。
エアープランツといいます、フツーにほったらかしといて空中にぶら下げる、コレは中南米の植物です例えばメキシコだったら電線にぶら下がってる、地面では絶対に育たない、小さな花を咲かせます、そういう乾燥地の植物です、コレを部屋で作ろうと思ったらそんだけ湿度が無いとアカンわけですから部屋の中カビってしまいますね、人間と一緒にはなかなか住みにくい植物です(園長さん談)

温室を出ると







【お知らせ】
うさこさんから「奈良市虚空蔵町弘仁寺の紫苑」の花だよりが届きました