2020.10.01 わんちゃんちの庭から
中秋の名月
「逸題」 井伏鱒ニ
けふは仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあはせ
よしの屋で独り酒をのむ
春さん 蛸のぶつ切れをくれえ
それも塩でくれえ
酒はあついのがよい
それから枝豆を一皿
ああ 蛸のぶつ切れは臍みたいだ
われら先ず腰かけに座りなおし
静かに酒をつぐ
枝豆から湯気が立つ
けふは仲秋名月
初恋を偲ぶ夜
われら万障くりあはせ
よしの屋で独り酒をのむ
2020.10.01 わんちゃんちからちょっと出たとこで
名月が満月とは限らないこちら
けいはんな記念公園水景園の『観月の夕べ』こちら
CHIKAちゃんのコメントの中での『お月見泥棒』について
お月見泥棒(おつきみどろぼう)は、各地で行われている子供たちのお月見イベントのひとつ。中秋の名月(十五夜)に飾られているお月見のお供え物を、この日に限って盗んでいいというもの。子供たちは、竿のような長い棒の先に釘や針金をつけてお団子を盗んだ。子供たちは月からの使者と考えられていたといわれ、この日に限り盗むことが許されていた。お供えする側も縁側の盗みやすい位置にお供えするなど工夫していた。 現在では「お月見くださ〜い」、「お月見泥棒でーす」などと声をかけて、各家を回りお菓子をもらう風習が残っている。その派生や伝播にも特徴がある。このような特徴があることの理由については定かではないが、その地域の人々の伝統に対する考え方等が影響しているものとされる。