【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

こわいをしって、へいわがわかった

2022-06-28 | デジカメ日記
◇平和の詩「こわいをしって、へいわがわかった」
沖縄市立山内小学校2年 徳元 穂菜(ほのな)

びじゅつかんへお出かけ
おじいちゃんや おばあちゃんも
いっしょに
みんなでお出かけ
うれしいな

こわくてかなしい絵だった
たくさんの人がしんでいた
小さな赤ちゃんや、おかあさん

風ぐるまや
チョウチョの絵もあったけど
とてもかなしい絵だった

おかあさんが、
七十七年前のおきなわの絵だと言った
ほんとうにあったことなのだ

たくさんの人たちがしんでいて
ガイコツもあった
わたしとおなじ年の子どもが
かなしそうに見ている

こわいよ
かなしいよ
かわいそうだよ
せんそうのはんたいはなに?
へいわ?
へいわってなに?

きゅうにこわくなって
おかあさんにくっついた
あたたかくてほっとした
これがへいわなのかな

おねえちゃんとけんかした
おかあさんは、二人の話を聞いてくれた
そして仲なおり
これがへいわなのかな

せんそうがこわいから
へいわをつかみたい
ずっとポケットにいれてもっておく
ぜったいおとさないように
なくさないように
わすれないように
こわいをしって、へいわがわかった

沖縄全戦没者追悼式で、沖縄市立山内小学校2年の徳元穂菜(ほのな)さん(7)が自作の平和の詩を朗読した。
宜野湾市の佐喜真美術館を家族と訪れ、丸木位里、俊夫妻が1984年に制作した「沖縄戦の図」を目にした徳元さん。「集団自決」や戦場を逃げ惑う人などが描かれている絵を見たときの思いを詩にした。全文。2022年6月24日朝日新聞朝刊29面『社会』

沖縄戦の図 丸木位里、俊夫妻