【わんちゃんの独り言】

毎日の生活の中で見たこと、聞いたこと、感じたこと、思いついたこと等々書き留めています
(コメント大歓迎デス・・・・・)

ヒガンバナ(彼岸花)ヒガンバナ科 ヒガンバナ属 

2022-09-23 | 折々の花~お庭編~
わんちゃんちの庭で、毎年お彼岸に忘れることのないように咲いてくれる彼岸花。
ことしもよ~ぉ咲いてます。


白い彼岸花も咲いてます。
庭の雑草交じりの落ち葉もいっぱいの庭に忽然と現れる。彼岸花というのは不思議な植物。今年は彼岸の入りは9月20日で明けは26日この期間に仏さまに極楽浄土へ行っていただこうと……

『鉄崎幹人のWASABI』SBS:静岡放送
愛してやまない物について語りつくす『午後のTEPPAN』
月曜日は生き物や生物、植物、農業などにスポットを当てたクローズアップ生き物
2022-9-19(月)のテーマは『彼岸花』
以下は、鉄ちゃんから聞いたお話です。
彼岸花って一斉に咲いて一斉になくなるイメージがありますよね、
川べりとか畔一面に、なんで一斉に咲くのか?っというと、桜と同じなんですね、ソメイヨシノっとね、彼岸花って種を作らないんですよ。株分けをして繁殖していく、ソメイヨシノも違うのを植えてるんやなくって一本の木を枝切って接ぎ木して接ぎ木してわ~っと広めていったモノだから、全部親戚兄弟、だから、彼岸花も種、作らないから株分けして繁殖していくので、もう全部兄弟といって良い。だから同一遺伝子、開花時期、背丈も同じ、似てる同じものが毎年同じ時期に咲く訳です。一種、異様な雰囲気がありますよね彼岸花ってね。葉っぱがないから、茎の上に真っ赤な花だけがぽ~んと咲く。
あれって葉っぱがあれば雰囲気がだいぶんと違ってくるんじゃないかな?葉っぱはいつ出てくるかというと、花の時期が終わった後に葉っぱが出てくる、で、緑の葉だけでの状態で冬を越す。他の植物が茂る4月から6月に、逆に葉を枯らすという独特な生き方をしてる4月にほかの植物はわ~っと茂るけど、彼岸花は逆に枯らすんです。ちょっと天の邪鬼的な植物なんですけど、一番大きな特徴としては、「彼岸花は毒がある」
なので、彼岸花というのはちょっとドラマ性があるんですよ、怖いドラマ性。別名もいっぱいあります。
「曼珠沙華」、コレは仏教用語で、天の上の花、あの世の花。
「おや死ね、子死ね」この毒を使って親子で殺しあったという伝説があるんですよ。
もう一つの言い伝えとしては、葉っぱが親で、子が花。そうすると、花が終わって葉が出るから二つ一緒に見れないということで、「おや死ね、子死ね」そういう別名もあります。それ以外にも、葬式花、墓花、死人花、地獄花、幽霊花、蛇花、剃刀花、狐花、火事花など。各地にいろんな別名があります。
アルカロイド系の毒が花にも葉にも茎にも、一番多いのが球根です、彼岸花全部が毒なんです、大量摂取すると死にます。触ったりしても大丈夫,食べるとダメです。「食べると彼岸に行ってしまう」という言い伝えもあるんです。
「食べちゃダメなんだよ」っと子供に教えなきゃいけない「アレは彼岸花だよ」っと教えるよりも「あれ、地獄花だよ」とか「死人花だよ」っと教える方が子供は怖がって近づかない。火事花もまさにそう「これは持って帰ると火事になるからやめなさい」っと教える。じゃ、なぜ田んぼの畔とかお墓に多いのか?
これはもう答えは『毒があるから』植えたんです。畑だと野菜とか田んぼだとお米とかが生き物に食べられちゃう。そこに球根が毒の強い彼岸花を植えとくことによって、モグラとかネズミ除けになる。
お墓に何で植えたかというと、昔は土葬でした、ご遺体が埋まってる、ソレが生き物に食べられちゃう、なので、遺体を守るために毒のある彼岸花を防衛手段として植えていた。なかなかにすごい話ではあるんだけど、だから、お墓にあるとちょっと不気味に思えるようになったんだけど。
だから、今でも彼岸花は神秘的な捉え方をしている、例えばアニメにも登場してます。鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)とは、『鬼滅の刃』における最大の敵である。)が探し求めてるのが青い彼岸花。赤い彼岸花、白い彼岸花はあるけど、青い彼岸花は実在しないんだけど、ソレを探し求めているのが鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)
彼岸花の仲間って実は生活の中に結構あります:ネギ、玉ねぎ、ニラ、ニンニク、水仙とかコレ全部ヒガンバナ科。
水仙も彼岸花と同様、毒があります。ニラと水仙を間違って食べる人がありますから気を付けてください。

わんちゃん的に彼岸花というと思い出すのは
彼岸花~相思華(サンチョ)⇒こちら
彼岸花の考察⇒こちら
仏隆寺の彼岸花⇒こちら
愛知県半田市矢勝川堤⇒こちら