『我愛你 ウォ・アイ・ニー』
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=htsmknm-22&o=9&p=8&l=as1&asins=B000I8O8YS&fc1=000000&IS2=1<1=_blank&lc1=0000FF&bc1=000000&bg1=FFFFFF&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>
婚約者を事故で突然失った小橘(徐静蕾シュー・ジンレイ)は彼の親友だった王毅([イ冬]大為トン・ダーウェイ)と結婚、彼女の勤務する病院の職員寮で新婚生活を始めるが、異様に独占欲が強く自己中心的な妻との生活に王毅は間もなく疲れはじめ、毎日のように激しい口論を繰り返すようになる。
まあかなりイタイ話です。でもこれも最初観た時にすぐわかるんだけど、ヒロインはふつうの精神状態ではない。一見ごくノーマルに社会生活を営んでいるので周囲の人間はなかなか気づかないんだけど、この人は完全に病気です。愛する人と対等な関係を築くことができない、とにかく相手に全面的に依存するというかたちでしかコミュニケーションできないという、いわゆる一種のアダルト・チルドレン。それも重症。アダルト・チルドレンは厳密には病気ではないけど、このヒロインのケースは病気の域に入ってるかもしれない。なぜ彼女がそうなったのかは映画の終わりの方でちゃんと説明がある。ホラね、やっぱりね。みたいな。
しかし全編ひっきりなしに出てくる夫婦の口論の内容自体はとにくとりたてておかしなやり取りではない。夫婦でも恋人でも、親しい他人との共同生活の経験のある人なら、誰でも大なり小なり身に覚えのあるような些細なことでふたりはいつも争っている。傍目からみれば争うほどのことではないのに争わずにいられないのは、彼らに愛情があるからだ。愛しているから向きあいたい、つながっていたいと欲するからこそ、彼らは諍いをやめない。
そんな愛情は歪んでいるという人もいるかもしれない。だが愛情なんてみんなどこか歪んで、病んでいるものだ。この物語は、愛情という深く複雑な感情の病理の部分を克明に描写しているという意味で非常に挑戦的だし、マジメな力作だとも思います。
主演の徐静蕾はいかにも薄幸そうな美人ぶりと少女のように毒気のある話し方が非常にこの役にあってます。[イ冬]大為はたぶん映画を観たのは初めてかな?最近人気あるみたいですね。
上映前に張元(チャン・ユアン)監督の次作『緑茶』の予告をやってました。
撮影監督は張元組の常連張健(チャン・ジェン)。『東宮西宮』『藍宇』の人ですね。この人の映像はライティングはスタイリッシュだしカメラワークの?ト吸がなんとゆーかシックで、ホントにオシャレで大人っぽい。今回もかっこよかったです。
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婚約者を事故で突然失った小橘(徐静蕾シュー・ジンレイ)は彼の親友だった王毅([イ冬]大為トン・ダーウェイ)と結婚、彼女の勤務する病院の職員寮で新婚生活を始めるが、異様に独占欲が強く自己中心的な妻との生活に王毅は間もなく疲れはじめ、毎日のように激しい口論を繰り返すようになる。
まあかなりイタイ話です。でもこれも最初観た時にすぐわかるんだけど、ヒロインはふつうの精神状態ではない。一見ごくノーマルに社会生活を営んでいるので周囲の人間はなかなか気づかないんだけど、この人は完全に病気です。愛する人と対等な関係を築くことができない、とにかく相手に全面的に依存するというかたちでしかコミュニケーションできないという、いわゆる一種のアダルト・チルドレン。それも重症。アダルト・チルドレンは厳密には病気ではないけど、このヒロインのケースは病気の域に入ってるかもしれない。なぜ彼女がそうなったのかは映画の終わりの方でちゃんと説明がある。ホラね、やっぱりね。みたいな。
しかし全編ひっきりなしに出てくる夫婦の口論の内容自体はとにくとりたてておかしなやり取りではない。夫婦でも恋人でも、親しい他人との共同生活の経験のある人なら、誰でも大なり小なり身に覚えのあるような些細なことでふたりはいつも争っている。傍目からみれば争うほどのことではないのに争わずにいられないのは、彼らに愛情があるからだ。愛しているから向きあいたい、つながっていたいと欲するからこそ、彼らは諍いをやめない。
そんな愛情は歪んでいるという人もいるかもしれない。だが愛情なんてみんなどこか歪んで、病んでいるものだ。この物語は、愛情という深く複雑な感情の病理の部分を克明に描写しているという意味で非常に挑戦的だし、マジメな力作だとも思います。
主演の徐静蕾はいかにも薄幸そうな美人ぶりと少女のように毒気のある話し方が非常にこの役にあってます。[イ冬]大為はたぶん映画を観たのは初めてかな?最近人気あるみたいですね。
上映前に張元(チャン・ユアン)監督の次作『緑茶』の予告をやってました。
撮影監督は張元組の常連張健(チャン・ジェン)。『東宮西宮』『藍宇』の人ですね。この人の映像はライティングはスタイリッシュだしカメラワークの?ト吸がなんとゆーかシックで、ホントにオシャレで大人っぽい。今回もかっこよかったです。