『バブル・ボーイ』
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生まれつき免疫機能をもたないために一度も無菌室から出たことのないジミー(ジェイク・ギレンホール)。隣家に越してきた美少女クロエ(マーリー・シェルトン)と恋仲になるが、彼の障害のために彼女は別の男性との結婚を選ぶ。クロエの真意を知ったジミーは自作の“バブルスーツ”を着て結婚式場のナイアガラまでひとり旅に出る。
コメディです。それもすんごいおバカコメディ。もー爆笑なんてもんじゃありません。涙ちょちょぎれますわ(死語)。おかしすぎて。
と同時に冒険物語でもあるし、ロードムービーでもあるんだよね。そしてある意味では「フリークスってなんだ?」というちょっと重いテーマを、思いっきり大胆にひっくりかえしてハッピーな解釈で捉えた映画でもあります。人は自分と違うもの、相容れないものを「ヘンだ」というだけで嫌悪したり拒絶したりするけど、この映画にはホンットにいろーんな種類の“ヘンな人”が出てくる。タトゥーまみれのバイカー集団や身体障害者サーカス団、カルト教団からヒンズー教徒から、異常な潔癖性で狂信的なキリスト教徒であるジミーの母親(スウージー・カーツ)も一種の“ヘンな人”だ。“ヘンな人”満載。だからヘンな風船のなかに暮して接する人間は両親だけ、ヘンな髪型でヘンな服を着てるジミーが最初は“ヘンな人”にみえるんだけど、周りのおかしさが目立ってくるにつれだんだん彼なんか全然フツーじゃん!という風にみえてくる。それもおかしい。しかしコレ観て怒る人も相当いるだろーなー・・・。
といってもそんなマジメにおカタイ話ではなくて、ごくごくお気楽なファンタジーコメディです。そんなアホな〜!な展開の連続。でもそれでいいのだ。笑えれば。映画だもん。
ジェイクは最初『デイ・アフター・トゥモロー』で観た時も「ヘンなカオだなあ」と思ったけど、今作ではもうその「ヘンなカオ」炸裂。微妙にヘラヘラした表情も素っ頓狂な甲高い声も、仕種や歩き方や喋り方まで独特の完全コメディアンモードです。力いっぱいの大熱演。てゆーかこれ『遠い空の向こうに』で有名になった2年後の映画なんだよね。・・・なんでこの役やったんだろー。不可解。ラストシーンではちゃんとかっこよくなって出てくるけど。ほぼ別人といっていいほどのあまりの変身ぶりでそれも笑える。今みるとこの頃ずいぶん痩せてたんですねー。役柄的にはもうちょっとふっくらしてた方がよかったかも。
VFXシーンもいっぱいあるし、けっこうお金のかかったちゃんとした映画ではあります。こういうアホ映画をここまで真剣にやっちゃうとこがさすがハリウッド。ジミーとクロエのお気に入り番組「恐竜王国」もチープだけどかわいい。
『グッド・ガール』でスーパー店長役だったジョン・キャロル・リンチがジミーの無口なおとうさんを演じてました。この人ホンワカした雰囲気でぐりは好きです。
ところでジェイクがはいてたキャラクタープリント柄の大人サイズのブリーフって実在するのかな?あれば浮気防止グッズとしてなかなかよさそーです(爆)。
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生まれつき免疫機能をもたないために一度も無菌室から出たことのないジミー(ジェイク・ギレンホール)。隣家に越してきた美少女クロエ(マーリー・シェルトン)と恋仲になるが、彼の障害のために彼女は別の男性との結婚を選ぶ。クロエの真意を知ったジミーは自作の“バブルスーツ”を着て結婚式場のナイアガラまでひとり旅に出る。
コメディです。それもすんごいおバカコメディ。もー爆笑なんてもんじゃありません。涙ちょちょぎれますわ(死語)。おかしすぎて。
と同時に冒険物語でもあるし、ロードムービーでもあるんだよね。そしてある意味では「フリークスってなんだ?」というちょっと重いテーマを、思いっきり大胆にひっくりかえしてハッピーな解釈で捉えた映画でもあります。人は自分と違うもの、相容れないものを「ヘンだ」というだけで嫌悪したり拒絶したりするけど、この映画にはホンットにいろーんな種類の“ヘンな人”が出てくる。タトゥーまみれのバイカー集団や身体障害者サーカス団、カルト教団からヒンズー教徒から、異常な潔癖性で狂信的なキリスト教徒であるジミーの母親(スウージー・カーツ)も一種の“ヘンな人”だ。“ヘンな人”満載。だからヘンな風船のなかに暮して接する人間は両親だけ、ヘンな髪型でヘンな服を着てるジミーが最初は“ヘンな人”にみえるんだけど、周りのおかしさが目立ってくるにつれだんだん彼なんか全然フツーじゃん!という風にみえてくる。それもおかしい。しかしコレ観て怒る人も相当いるだろーなー・・・。
といってもそんなマジメにおカタイ話ではなくて、ごくごくお気楽なファンタジーコメディです。そんなアホな〜!な展開の連続。でもそれでいいのだ。笑えれば。映画だもん。
ジェイクは最初『デイ・アフター・トゥモロー』で観た時も「ヘンなカオだなあ」と思ったけど、今作ではもうその「ヘンなカオ」炸裂。微妙にヘラヘラした表情も素っ頓狂な甲高い声も、仕種や歩き方や喋り方まで独特の完全コメディアンモードです。力いっぱいの大熱演。てゆーかこれ『遠い空の向こうに』で有名になった2年後の映画なんだよね。・・・なんでこの役やったんだろー。不可解。ラストシーンではちゃんとかっこよくなって出てくるけど。ほぼ別人といっていいほどのあまりの変身ぶりでそれも笑える。今みるとこの頃ずいぶん痩せてたんですねー。役柄的にはもうちょっとふっくらしてた方がよかったかも。
VFXシーンもいっぱいあるし、けっこうお金のかかったちゃんとした映画ではあります。こういうアホ映画をここまで真剣にやっちゃうとこがさすがハリウッド。ジミーとクロエのお気に入り番組「恐竜王国」もチープだけどかわいい。
『グッド・ガール』でスーパー店長役だったジョン・キャロル・リンチがジミーの無口なおとうさんを演じてました。この人ホンワカした雰囲気でぐりは好きです。
ところでジェイクがはいてたキャラクタープリント柄の大人サイズのブリーフって実在するのかな?あれば浮気防止グッズとしてなかなかよさそーです(爆)。