落穂日記

映画や本などの感想を主に書いてます。人権問題、ボランティア活動などについてもたまに。

ボラ中危険

2011年05月14日 | 復興支援レポート
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ボラ中とはボランティア中毒のこと。
ボランティアとは完全に当事者の自己責任と自由意志のもとに行われる行為である。要するに本人がやりたいことをできる範囲で、本人自身のためにやる行為である。まあ世の中にはマスターベーションだとか自己満足だとかいろいろおっしゃる方がおられますが、いいたい方はいいたいようにおっしゃっていただいて構いませんけども。
とにかく自分のやりたいことを、しかもできる範囲でやればよしと認められたなかでやるものなので、これはハマれば非常に楽しい。とくに社会貢献の分野ではやりがいもあり、やればやるほどおもしろくなってしまうという、困った行為なんである。
それがエスカレートしていくと、そもそも自分のために、やりたいことをできる範囲でやるべきものなのに、どこかで義務化してしまう自分が現われる。そしてそのうち、誰も強制していないのに自分自身を犠牲にし始め、その犠牲が強迫観念になっていく。

つーてもこれはぐりの造語です(笑)。
ボランティアやってるとね。たまに「この人ボラ中じゃね?」な人に出会ったりすることもあるわけですよ。
困ってる人を助けるつもりが、実は一番困ってるのはボランティア本人、みたいな状況に陥っちゃってたりしてね。それなのにボランティアをやめることができない。
しかし最近のぐりもちょっとアブナイ。ヒマさえあればスケジュール表とにらめっこして、いつどうやって被災地にまた行けるか、そればっかり考えている。
どうしよう。大丈夫かな?あたし。

誰か「大丈夫だよ。行っておいで」っていってください。
それか、「やめな」って止めて下さい。


自衛隊の車輛。
石巻専修大学の近所には自衛隊の臨時の駐屯地もあり、日常的に隊員の方々もお見かけする。
長期間被災地にいるボランティアによれば、当初は態度も固かった隊員の皆さんも、日を追うごとに柔軟になって来て、最近は被災地を支援する者同士の親しさも出て来たらしいです。

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