今日もまた生々しい夢の話。
季節は真夏。夢の中でぐりはおそらく30歳くらい。
知人男性が低予算の深夜ドラマに主演することになり、ロケ地近くのぐりの実家にクルーや出演者を泊めることになる。
もとから知っている人はクルーにはいないので、人見知りで業界人が苦手なぐりは家の中でも彼らを避けている。撮影前日の夜も、飲みにいくという彼らの誘いを断ってさっさと寝てしまう。
が、視線を感じて目が覚めると、自室(2階)のベランダに4人の人影があり、ベッドで寝ているぐりの姿を見て笑っているのがわかる。
ぞっと全身が総毛立つのだが、咄嗟に悲鳴が出てこない。
人影は人体から泊めているクルーの何人かだということははっきりしている。だがここでことを荒立てると、ドラマの制作そのものに悪影響がでるからと、ついがまんしてしまう。
ただショックをひとりで消化しきれず、唯一の女性クルーに愚痴紛れに覗きのことを話しておく。
翌朝。
ドラマにはなりゆきでぐりもチョイ役(主人公のパートナー・出演シーン3回)で出演する予定になっているのだが、出番はその日の遅い時間になってから、ナイトシーンである。
昼間も実家のすぐ傍でロケをしていてそれを見学していたのだが、前夜にそういうことがあってまったく眠れなかったためについ居眠りをしてしまう。
気づくとクルーはその場所での撮影を終えて、ぐりを置いて別のロケ場所に移動してしまっていた。
目が覚めてから慌てて仕度して出かけようとするのだが、香盤表(スケジュールやロケ場所など、その日の撮影情報を書いて関係者に配布する表)がどうしても見つからず、どこに行けばいいかもわからない。
もうだめだ、と思い「アカン」と寝言をいったところで目が覚めた。
前職が映像制作でセクハラ上等の男社会で何年も過ごしたぐり。
でも、環境が男社会だからといって、誰もが女性差別を受け入れられるように適応するかどうか、またそうあるべきかどうかはまったく別問題である。
ぐりはほんの幼い頃から今までに何度も何度も痴漢やセクハラや覗きやストーカーの被害に遭ってきたが、これまでにその怖さ、悔しさ、情けなさ、心の傷を誰かに理解してもらえたことはいっさいない。誰にも理解されないから、ひたすら孤独に苦しむだけ。ただしんどいだけ、男性に対する不信だけが心の中に積もっていった。
なのでぐりは40代の今も男性不信、男性恐怖症のままだ。
つい最近もその手のことで非常にしんどいことがあり、正直にいって精神的にもダメージを受けている。
状況的には夢の中とだいたい同じ。解決策はぐりががまんする以外にみつからない。
夢の中でまでこんなことをがまんしなきゃいけないのかと思うと、自分で自分が情けない。
季節は真夏。夢の中でぐりはおそらく30歳くらい。
知人男性が低予算の深夜ドラマに主演することになり、ロケ地近くのぐりの実家にクルーや出演者を泊めることになる。
もとから知っている人はクルーにはいないので、人見知りで業界人が苦手なぐりは家の中でも彼らを避けている。撮影前日の夜も、飲みにいくという彼らの誘いを断ってさっさと寝てしまう。
が、視線を感じて目が覚めると、自室(2階)のベランダに4人の人影があり、ベッドで寝ているぐりの姿を見て笑っているのがわかる。
ぞっと全身が総毛立つのだが、咄嗟に悲鳴が出てこない。
人影は人体から泊めているクルーの何人かだということははっきりしている。だがここでことを荒立てると、ドラマの制作そのものに悪影響がでるからと、ついがまんしてしまう。
ただショックをひとりで消化しきれず、唯一の女性クルーに愚痴紛れに覗きのことを話しておく。
翌朝。
ドラマにはなりゆきでぐりもチョイ役(主人公のパートナー・出演シーン3回)で出演する予定になっているのだが、出番はその日の遅い時間になってから、ナイトシーンである。
昼間も実家のすぐ傍でロケをしていてそれを見学していたのだが、前夜にそういうことがあってまったく眠れなかったためについ居眠りをしてしまう。
気づくとクルーはその場所での撮影を終えて、ぐりを置いて別のロケ場所に移動してしまっていた。
目が覚めてから慌てて仕度して出かけようとするのだが、香盤表(スケジュールやロケ場所など、その日の撮影情報を書いて関係者に配布する表)がどうしても見つからず、どこに行けばいいかもわからない。
もうだめだ、と思い「アカン」と寝言をいったところで目が覚めた。
前職が映像制作でセクハラ上等の男社会で何年も過ごしたぐり。
でも、環境が男社会だからといって、誰もが女性差別を受け入れられるように適応するかどうか、またそうあるべきかどうかはまったく別問題である。
ぐりはほんの幼い頃から今までに何度も何度も痴漢やセクハラや覗きやストーカーの被害に遭ってきたが、これまでにその怖さ、悔しさ、情けなさ、心の傷を誰かに理解してもらえたことはいっさいない。誰にも理解されないから、ひたすら孤独に苦しむだけ。ただしんどいだけ、男性に対する不信だけが心の中に積もっていった。
なのでぐりは40代の今も男性不信、男性恐怖症のままだ。
つい最近もその手のことで非常にしんどいことがあり、正直にいって精神的にもダメージを受けている。
状況的には夢の中とだいたい同じ。解決策はぐりががまんする以外にみつからない。
夢の中でまでこんなことをがまんしなきゃいけないのかと思うと、自分で自分が情けない。