ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

昨日と今日と、明日から

2013年08月14日 | 百伝。
三日前から、百島に居ます。

とても充実した時間が流れています。

今、実家の母の手料理に舌鼓しながら、あと何度この手料理を食べる事が出来るのか想いを巡らしています。

楽しいというか、面白いというか、考えさせられるというか、過去と未来が交わる非常に濃密な時間が流れています。

お陰様で、今夜の京都での約束事をすっかり忘れていました。

さて、一昨日、東京おもちゃ美術館館長である多田千尋氏とお二人の息子さんを百島でお迎えすることが出来ました。

御祖父様が百島出身で、そのルーツを追うドキュメンタリータッチのような物語でした。

遠い昔話ですが、鮮明なシーンが感動的で思わず貰い泣きしました。

僕も社会福祉を学ぶ大学生だから分かるのですが、多田さんは、幼児から高齢者まで、日本の社会福祉の未来、方向性を担うキィパーソンでもあります。

日本各地を講演会等で飛び周る忙しい中での百島訪問でした。

そのあとのBBQ、昨日のアートベース百島見学、カヤック体験を含めて、僕の同級生有志の協力、キャプテン、そして、多田千尋さんに感謝します。

詳細は、後日に。

多田さんの経験からの奥深い言葉です。

「例えば、地域興しやら地域活性化をしようと外部からの人達はスプリンターなのです。はやく結果を出したい。ゴールに辿り着きたい。その一方で地域住民の多くがマラソンランナーのような生活リズムを刻んでいます。その歩調を合わせるのが難しくて大切ですね」・・まさしく正解です。

そして、百島交流会メンバーで百島二世の半田さんの貴重な意見を思い出します。

「百島の住民の生活と乖離したような活動は、どうかと考えます。ほんとうの意味での活性化は?」

静かでも、過疎でも、いいかな?

これから、ちょっと福井に戻る・・明日への帰り支度です。