ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

呵責ニュース

2014年05月20日 | 千伝。
この頃、よく行くコンビニ店は、ファミリー・マートです。

最近、店内で、ちょっと飲んだり食べたり出来るブースが多いのです。

今日も、店内でアイスコーヒーを飲ませて頂きました。



アイスコーヒーを飲みながら、今朝、買って読んだ新聞は、朝日新聞。

一面トップが、とてもショッキングなものでした。

韓国の横転転覆したフェリーの真っ先に逃げた船長ではありませんが、ちょっと似たような危惧を感じました。



福島第一原発の所員の90%が、命令に違反して、10キロ南に位置する第二原発へ撤退していたとのこと。

そこに自分の生命の危機が迫った時、人間の行動の有り様を考えてしまいます。

3.11の東北大震災・・あの時間帯は、日本全国の老人施設では入浴時間帯だったと思います。

刻々と大津波に襲われる・・その際、東北地方の太平洋沿岸部の施設職員は、どんな行動をとったのか?

犠牲者の方を考えると・・

老人を置き去りにして、自分だけでも逃げるべきだったのでは?

何が、正しい人間の行動だったのか?・・と考えるのです。

今、通う大学で、そんな個人的な質問をぶっつけてみました。

先生曰く、ある先生のコメントを引用・紹介していました。

そこに他人の生命の危機が迫った時、「いちばん助からなければならない命は、若い命からです」。

「若い命が、未来を創る宝なのです」

最近、漫画コミック「美味しんぼう」の健康影響の描写が、福島県に対する風評被害を助長するという問題が起こりました。

この「美味しんぼう」・・素題となるオリジナルテーマは、「究極」と「至高」との料理対決でした。

下手に、社会不安を増長するようなことを、日本政府も各自治体も政治家も望んでいるはずもありません。

「究極の安心」と「至高の安心」とでは、所詮、土台が異なります。

・・現実と理想との間ぐらいの大きな隔たりがあります。

「究極の安心安全」を求めるならば・・福島県に限らず、関東一円に暮らす子供たち全員を、西日本へ移住・避難させるべきでしょう。

「至高の安心安全」ならば、復興最優先で、その地域に、しっかりと根を張って留まるべきでしょう。

そこに生命の危機が迫る時、試されるのは「命の逃げ方」です。

逃げながらも、誰かを助ければ、賞賛されるのは、何故か?

逃げながらも、誰も助けなければ、世間から責められるのは、何故か?

人に対して、非難批判するのは簡単です。

呵責を背負うような生き方をするな・・!

若い命への伝言ニュースなのです。