ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

雪からの贈物。

2018年02月14日 | 百伝。
記録的な大雪と暮らした長い一週間でした。

食料が無い、油が無い、人手が足り無い・・毎朝、毎夕、雪かきの毎日でした。

10年後の未来の生活を予行演習しているのだと思い巡らしての生活でした。

兎にも角も、福井地方、やっと今日、雪も降り止み、明日から春の足音が近づきます。

「雪」から学ぶものが、多かったです。

スーパーやコンビニで、パンやら食糧が消えたのを初めて見ました。

ガソリンスタンドも閉まっています。

灯油がないと、どういうふうに厳寒生活を過ごせばよいのか?

物流が止まるということは、こういうことなのかということも。

人手が足りないということも。

さらに、現実的に停電になった場合のことも。

生活というものは、地域社会が支え合うものだと痛感した一週間でした。



そして、独り暮らしの高齢者宅では除雪もされていない、まったく外出もできない状況に陥ってしまいます。

重労働と心労が続いたのでしょう・・除雪車の中で亡くなった高齢者の作業員のご冥福を祈ります。

合掌。



雪かきをしている最中、昔、オイルショック時に、都会ではトイレットペーパーが全く無くなった頃に、百島に戻ると沢山のトイレットペーパーが売られていたので驚いたという思い出話を浮かびました。

そんなことを想い出しながら、家の中に入って、テレビを点けると、ナント・・タレントの出川哲朗さんと小峠さんが、原付の電動バイクに乗って、鞆の浦から浦崎(戸崎)から向島(歌)に向けて走っていました。



・・百島とフェリー百風が見えた!

・・海は、便利な物流となる道でもあり、食糧庫なんだ!



この番組、去年放映されたものですが、北陸地方では遅れて昨日放映されていました。

不思議な世界を見るような感覚で、雪の無い瀬戸内海を眺めていました。



さて、雪かき三昧の三種の道具に感謝です。



担当医から、雪かき作業は止められていますが、そんなこと守れないギリギリの仕事、生活の安全防衛でした。

通勤不可、遅刻者も続出、拍車をかけての人手不足なので歩いて職場へも。

足腰、腕と肩、身体中あちらこちらと痛いですが、かなり若返ったような気もします。



月が浮かぶ青空が見えました。

・・見えますか?

今日はバレンタインデーだとか、冬季オリンピックのことも忘れていました。

晴れた日の雪景色の美しさは、別世界です。