はて、早朝ラジオで東京在住の女性作家の声が聞こえてきました。
「最近、東京は、帽子をかぶって、背中にリュックを背負って、平べったい靴を履いて歩いている人が多くて、私は、虫のような恰好と呼んでいる」とのこと。
地方に行けば、虫のような恰好した人は、もっと多いです。
里山里海に行けば、虫のような恰好した人ばかりです。
そして、国体、障スポの会場に出かけても同じくです。
第18回障害者スポーツ大会(福井しあわせ元気大会)閉会式に参加させていただきました。
広島県選手団の横断幕の前から観覧させていただきました。
スクリーン画面には、ダイジェストとして午前中に行われたソフトボール決勝戦(福井県vs.広島県)の試合も流されていました。
カラフルな盛り上がった自由闊達な閉会式でした。
知的障害者、身体的障害者の国内最大のスポーツ祭典ですが、学ぶことの多い3日間でした。
知的障害者、精神障害者の区別、さらに一般人との区別も難しいと思いました。
実際、障害者スポーツを観察していると、不思議な感情移入があって、感動してしまうのです。
御臨席された高円宮妃久子様、鈴木大地スポーツ長官の挨拶の中で、2年後の東京オリンピック、パラリンピック2020年のことばかり言及されてもね!
東京都民とスポーツ関係者はともかく、地方在住のほとんどの国民が、テレビ観戦で日本を応援するだろうけど、オリンピック予算1兆数千億円もかけて、成功させようと躍起となる政府も東京発信のメディアの報道内容も、よその世界(東京ローカルニュース)の出来事に思えるのです。(豊洲市場のメディア報道もしかり)
閉会式式典、皇室挨拶、スポーツ長官の挨拶中であろうが、堂々と参列から外れてトイレに行く障害者選手の皆さん。
障害者スポーツを称賛するだけではなく、統一規制できない難しい不自由さと自由があるのかもしれません。
でも、そういう自由さも、人間なんだと思う。
圧巻だったのは、最後の式典ステージでは、モーニング娘OG(藤本美貴さん、保田圭さん、矢口真理さん、そして地元出身の高橋愛さん)4人が登場。
コンサート中の撮影、録音は禁止とのこと。
ところが、選手の多くがステージの周りに集まり、撮影禁止どころか、フラッシュ撮影でキラキラ。
大変な盛り上がりとなりました!
高円宮妃久子様も大喜び、出演したモーニング娘OGも大感激、観客席も大興奮でした。
とても名残惜しい、素晴らしい「福井しあわせ元気大会」の閉会式でした!
来年は、茨城県開催(いきいき茨城ゆめ国体・障スポ大会)となります。
大きな成功を祈ります。
東京目線からすれば、毎年の国体開催にメディア報道の扱いも殆ど皆無です。
それでも、地方の開催県からすれば、40年か50年に一度の大イベントです。
今年、50年ぶりに福井県で行われた1か月以上に及ぶ国体・障スポ開催に少しだけでも参加、関われたことに感謝です。
国体(国民体育)と障スポ(障害者スポーツ)が、「融合」した元年となりました。
終わりよければ、すべて好し。
関係者全員に、ありがとうです!