ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

百島24時間。

2018年10月25日 | 百伝。

今宵は、月が冴えています。

百島から帰福しました。

24時間という短い滞在でしたが、夜空の星を眺めながら、大宇宙を想い描いていました。

目に見えぬような点のような銀河系、その銀河系の中に内在する更なる小さな点のような太陽系。

地球という星に生まれ落ちてきた一滴の水、生命力の強さを感じていました。、

その中でも、人間は、考るために、笑うために、泣くために、死ぬことも出来ます。

そんな人間を、神や仏が作ったのであれば不完全な作品(生命体)です。

もし、宇宙や自然が人間を進化させたならば、素晴らしい見事な生命体(作品)です。

宇宙は人間のことを何も知りませんが、人間は宇宙のことをある程度知り得て、もっと知ろうとしています。

つまり、人間は、自分の運命を支配できるからです。

ところで、百島の自然力、生命力の強さも然り。

お墓参りに、実家の裏の畑の木々や草木が、激しく高く生い茂っているので、少し伐採。

草も抜いて、虫も大きな蜘蛛も殺生をして、仏の教えに背いてしまいました。

よい汗を流して、快な気分でした。

帰省するまえに、岡山県邑久町(瀬戸内市)にある竹久夢二の生家に立ち寄って来ました。

若い頃、とてもお世話になった方が邑久町出身、御父上様が、ある宗教法人の大番頭。

子供の頃から、よく連れられてハンセン病患者を隔離していた国立療養所長島愛生園に慰問に通っていたとのこと。

親交のあった写真家の緑川洋一氏のこと、夢二のこと、赤とんぼのこと、赤穂、日生、牛窓の風光明媚な風土と文化のこと。

岡山県のこと、岡山県からの広島県への視点のこと・・・いろんなことを学びました。

その昔、広島県に有って、岡山県に無いものを挙げたことがありました。

もみじ饅頭とプロ野球チーム、そして、造船所。

今回、広島県のローカルニュースは、日本一を目指す広島カープ関連のニュースが多かったです。

福井県は、50年ぶりの国体も終わり、次の目標に向かっています。

2020年、国内の自治体初、福井県の人工衛星を宇宙に打ち上げる計画。

宵待草。

待てど暮らせど来ぬ人を
宵待草のやるせなさ
今宵は月も出ぬそうな 

百年以上昔の大正時代の抒情歌ですが、大正ロマンを思い浮かべました。

あっという間の百島24時間でした。

今宵は、月が 冴え渡っています。