人は、老いる。
家も、老いる。
左手の指関節が、シビレから少しづつ痛くなる感覚。
台風20号、21号で、壊れた家屋の修理は、まだ終えてもいないのにもかかわらず、今度は天井裏から水漏れ。
もともと二世代住宅で、家の中にトイレが3つ、お風呂も、台所も2つ、それなのに、今は二人暮らし。
一層、家全体をリフォームしようかと、それも高齢者向けのバリアフリーに!
と、家内と顔を見合わせ、真剣に思案中の日々です。
そうなると、もっと長く働かなければとか、自分の体調、健康、加齢、寿命も、あれこれと気にかかる事ばかりです。
生まれてくるのも、死にゆくのも、裸一貫。
自分の心、身体を解剖したくなります。
ところで、今朝の地元福井新聞のコラムを読んでいると、嬉しくなる記事を見つけました。
先日、観戦した視覚障害者スポーツのSST(サウンド・テーブル・テニス)に関して、同じ光景を観て、同じように感動したストーリーでした。
下記に抜粋させていただきました。
【越山若水】すごいものを見かけると、ついつい誰かに話したくなる。何の気なしに観戦に立ち寄った福井しあわせ元気大会のサウンドテーブルテニスが、まさにそうだった▼卓球と似た台で、音が出る球を転がし打ち合うこの競技、まずサーブが奥深い。コート右半分から対角線で相手側半分へ、との制限の中、センターとワイドを巧みに使い分ける▼ワイドに出せばストレートの返球が多い、などとレシーブのコースを予測し、位置取りを変えるのである。緩急の変化でタイミングを外すサーブもあり、野球のチェンジアップのようだった▼高速ラリーを展開する選手もいて、アイマスクをしていることが信じられないような迫力がモニタールームに伝わってきた。強い打球音を出しつつ緩い球を送るプレーなどは、高等技術だったのでは▼スポーツは何でもそうだが最初は思うようにならないことの方が多い。音を聞き分ける技術と集中力。選手はどれほどの修練を積んであの場に臨んでいたのだろう▼東京五輪・パラリンピック組織委員会顧問の伊藤数子さんは、障害者スポーツのネット中継や、ウェブサイト発信などに取り組んでいる▼特に、子どもが競技に触れる環境を大切にしたいと、自著「ようこそ、障害者スポーツへ」で訴える。普及へ、まず多くの人に知ってほしい―。間近で試合を見た今、その意義がよく分かる。
以上。
さて、今日は、招待券を頂いたので、福井市立郷土歴史博物館で開催されている「平成30年秋季特別展 皇室と越前松平家の名宝」を見学に参りました。
御身分の高い方々と市井の人々との生活感と世界観の違いを、まざまざと思い知らされてしまいます。
アイランド・ヴィレッジで生まれ育った僕としては、あまり興味がないと言うべきか・・・。
ただ、この郷土歴史博物館の常設展には、キュンストレーキというものがあります。
この人体解剖模型は、日本においても、ここしかないという世界的にも貴重な人体模型なのです。
人間、一皮むけば、こんなものなのかなぁ・・・裸一貫。