からたちの 花の匂いを うたにして
高橋淡路女(1890~1955)参照
♪ 島の日暮れの 段々畑 紺のモンペに
涙がホロリ ホロホロリ
逢いたいなぁ あの人に
子供の昔に二人して
一番星をエ~探したね
風が泣いてる夕風夜風 姉さんかむりに
花びらホロリ ホロホロリ
逢いたいなぁ あの人に
燕は今年も来たけれど
私は一人エ~待ちぼうけ
たばこ畑の 石ころ小道 はいた草履に
夜露がホロリ ホロホロリ
逢いたいなぁ あの人に 今
夜もこっそり裏山に 出てみりゃ
淋しいエ~ おぼろ月
(逢いたいなぁ あの人に 1957年)
(唄) 島倉千代子 (曲) 上原げんと (詩)石本美由起
ラジオ深夜便から島倉千代子三昧。
歌は世につれ世は歌につれ昭和三昧。
広島は大竹出身の石本氏だけに、ノスタルジー三昧。
だが、段々畑も、たばこ畑も、姉さんかぶりも、今や、昔となりにけり。
せめて戻したや、黄金色の麦畑。