百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

島倉千代子忌 (1938~2013. 11.8 )

2018年11月09日 | 空木宝剣

からたちの 花の匂いを うたにして
高橋淡路女(1890~1955)参照

♪ 島の日暮れの 段々畑 紺のモンペに

涙がホロリ ホロホロリ

逢いたいなぁ あの人に

子供の昔に二人して

一番星をエ~探したね

風が泣いてる夕風夜風 姉さんかむりに

花びらホロリ ホロホロリ

逢いたいなぁ あの人に

燕は今年も来たけれど

私は一人エ~待ちぼうけ

たばこ畑の 石ころ小道 はいた草履に

夜露がホロリ ホロホロリ

逢いたいなぁ あの人に 今

夜もこっそり裏山に 出てみりゃ

淋しいエ~ おぼろ月


(逢いたいなぁ あの人に 1957年)


(唄) 島倉千代子 (曲) 上原げんと (詩)石本美由起

ラジオ深夜便から島倉千代子三昧。

歌は世につれ世は歌につれ昭和三昧。

広島は大竹出身の石本氏だけに、ノスタルジー三昧。

だが、段々畑も、たばこ畑も、姉さんかぶりも、今や、昔となりにけり。

せめて戻したや、黄金色の麦畑。