昨日の午後、NHKBSで、映画「ミッドナイト・ラン」主演ロバート・デ・二-ロ(1988年製作)を観ていました。
大好きな映画で、もう10回は観たかなぁ・・DVDも持っています。
観るだけで、元気が出るのです。
当時の情景は、飛行機の中でもタバコをスパスパと吸って煙だらけのシーンも多くて、勿論携帯電話がない時代です。
重要な伝達道具は、公衆電話・・それも盗聴されています。
会計士がマフィアからの大金を横領して慈善団体に寄付します。
元警官だった賞金稼ぎ(ロバート・デニーロ)が、その会計士をニューヨークからロスアンゼルスまでドタバタの連行コメディ劇です。
この二人がやりとりする台詞は、30年後の今聴いても、斬新で考えさせられる一言一言、深い内容なのです。
会計士は、的確な言葉を使います。
「コーヒー店を出しても、半年で潰れるのが、業界の実態だ」
「タバコの受動喫煙をどう思う?」
「そんなジャンクな食べ物では、将来は不健康になる」
賄賂と暴力、男と女、慈善と家庭、警官とマフィア、そして賞金稼ぎの騙し合い。
「大金を慈善団体に寄付して、みんなに愛されたいのか? そして、マフィアに殺されたいのか?」
カメレオン俳優と言われたロバート・デ・二-ロも、まだ当時の立ち居振る舞いの姿は、若いです。
ミッドナイト・ランの登場する1988年のアメリカの日常風景・・ニューヨーク、シカゴ、インディア居留地、そして、ラスベガス、ロスアンゼルス空港。
・・・すべてが、懐かしいです。
1988年、個人的な思い出として、ヨーロッパからニューヨークへ飛んで、バスを使って東海岸から西のカリフォルニア・サンフランシスコ、そして、ロスアンゼルスまで大陸横断旅行した思い出があります。
バスの中で、禁煙だったユタ州からラスベガスのあるネバダ州に入った途端、喫煙(現在は、バス内禁煙)に変わり、その他ギャンブルも売春も合法だったネバダ州。
不思議な不可解な大国、アメリカ、USA。
「お金がない人生は困難であっても、不機嫌な顔ではダメ」
「お金がなくても、上機嫌な顔、表情であれば、お金も幸運も近寄ってくる」
若い頃、海外生活で教わった「グッドラック・サイン」です。
簡単なようで、これを継続するのが、大変なのです。
・・・・スマイル。
さて、昨晩は、地元の花火大会でした。
約1万発の花火が、福井市中心部の夜空に大輪の花を咲かせました。
この花火大会が、福井フェニックス祭りのスタートの号砲合図となります。
県内には、大きな花火大会が、あと二つ行われます。
それが、11日の三国の花火と16日の敦賀の花火・灯篭流し。
砂浜に座って鑑賞ができて、県外からも大勢見学に来る大人気の花火大会です。
どちらの花火大会も有力なスポンサーがついているので、圧倒的な数を誇る大掛かりな花火仕掛けも鑑賞できます。
でも、今のぼくは、福井の花火の方が一番好きだなぁ。
・・約1万発で十分満足です!
花火にも顔や表情があるのです。
花火は、消えていく、なくなるけど、また花火が咲き、現れる。
そう、一寸先は闇でも、光があります。
・・・・映画にも花火にも。
だから、楽しいのかもしれません。
それを、上機嫌と言います。