ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

十牛図。

2021年01月17日 | 空木宝剣
コロナ湖の 薄氷踏んで 牛歩かな

新型コロナという、見えない蜘蛛の巣が、世界に張り巡らされている。

この世は、危険にみちている。明日の事は分からない。

蛾であれば、蜘蛛の巣にかからぬように、氷上であれば、割れぬように、牛歩の如く進むのみである。

尋牛 見跡 見牛 得牛 牧牛 騎牛帰家 忘牛存人 人牛倶忘 返本環源 入廛(てん)垂手 の心の修練。

牛は、蜘蛛の巣にかかって死ぬ事は無し。

蛾は、薄氷に溺れて死ぬ事も無し。

地球上の様々な動物には、天敵が存在して、口のサイズ、歯が立つ立たないで餌となる。

今日は、阪神大震災の日。

地震も津波も洪水も、戦争も感染病も、これら全てが人間の天敵とすれば、全力集中で助け合う
事。

目前のコロナを全力集中で鬼滅。

もうすぐ、節分豆まき。鬼は外、福は内。

昔からの行事の中に、人が生きのびてきた術が凝縮されているかも知れない。