百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

艶やかに朝夕に感謝❗

2023年10月19日 | 百伝。

こうして書いているのが不思議。

先日、広島から福井へ戻った矢先、雨の中を追い越し車線から走行車線に戻ろうとしたら、車がスリップして制御不能状態。

追い抜いた後続車が来る、対向車も来る❗

「あっ、ダメだ❗もう死ぬ❗」

と思った瞬間、くるくるスピンして、ガードレールにぶつかり、対向車線まで飛ばされて、車は大破。

意識は飛び、気がつけば、他の車と衝突せず壁面にも衝突せず、単独事故として参道入り口にスポッと大破して止まっていました。

廃車処分です。

僕自身は生きていました。

警察車、レッカー車、淡々と光景が動き、身体的には軽い打撲症状だけで済んだ奇跡のような単独事故でしたが、魂の一欠片があの世に飛んでいたような感覚でした。

ここ数日間、テレビも新聞もネットを見ても、僕の一部は死人のような感覚で生きていました。

不思議な世界です。

僕の生きている場所は、非常に美しく天国のような感覚です。

その一方、ニュースを見ていると、イスラエル、パレスチナ、ウクライナ、ロシア、この世に天国と地獄があるようです。

先日、百島に帰省する前に大動脈の太さを測るCT検査をしました。

一昨日、担当医から連絡があり、すい臓に影があり再診する事に。

今日は、造影剤を注入してのMRI検査、耳栓をしても聞こえるMRI検査中の大音響ブーブー、ピポピポ、ゴー・・何とかしてくれと、すっかり現実に引き戻されました。

数ヶ月後、再度検診の観察、様子見となりました。

今まで、拡張性心筋症、大動脈解離を発症して、二度死と直面しましたが、死に至るまでに、思いを伝えられる時間がありました。

余談ですが、もう1つ。

百島の子供たちは、大抵一度くらい体験しているかな?

幼い頃、海で溺れて、急に海の底がとても美しくて見えた時、兄が引き上げて助けてくれた事がありました。

引き上げられた時、苦しみながら口から海水を吐いていた記憶があります。

多分、あの世に逝けばラクなのでしょう。

でも、この世にきちんと別れを告げないとね。

突然起こる事故、事件、テロ、戦争のような起因の死は、逝く者、残された者、両者言いようがないくらい悲しいです。

僕が見てきた、この世とあの世の境目は、光と闇でした。

昨日は、武生菊人形、OSK日本歌劇団のショウを見学しました。

朝ドラ「ブギウギ」のモデル笠置シズ子さんが在籍していた劇団です。

タップダンス、ラインダンス、そして「強く、逞しく、泥臭く、艶やかに❗」と叫んでいました。

艶やかに朝夕に感謝❗