ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

さらば昴よ。

2023年10月29日 | 百伝。

学生時代、北山修さんから聞いた話。

「ステージ上から声掛けすると、観客から一斉に同じ歓声が響く、手拍子の合図をすれば、観客全員一斉に手拍子をする、何をしても同調行動をする・・踊ると踊る、踊される、ある意味脅されるように怖い。とチンペイが言っていたなぁ。」

「チンペイ? どなたですか?」

「知らないの。今、破竹の勢いのアリスの谷村新司。」

谷村さんのラジオ番組と歌詞世界のギャップが大きくて、ユニークな人物に映っていました。

その後、ある日のラジオ番組で、谷村さんが「僕の書く歌詞世界は、全て○○から学んで、言葉を取り入れているんです」と言っていた事がありました。

その時、その○○の名を聞き逃しました。

翌年の1980年、ソロになって「昴」が大ヒット、年間ヒットチャート第2位まで上昇しました。

さらにアジア地域まで伝播、今や日本が誇る名曲の1つとして歌い継がれている「昴」です。

谷村新司さんの○○は、石川啄木の「歌集」だったようです。

享年74歳、谷村新司さんのご冥福を御祈り申し上げます。

合掌

因みに、昴が大ヒットした1980年。

「昴」を抑えて、この年の年間ヒットチャート第1位に輝いたのが、もんたよしのりさんが歌う「ダンシング・オールナイト」でした。

広島県福山市生まれ、神戸育ち、大動脈解離で逝った享年72歳、門田頼命さんのご冥福を御祈り申し上げます。

合掌

我も行く。

心の命ずるまま 踊らん。

我は行く。

さらばスバルよ。