今日から十月。
今日、福井県あわらで週末から4日間行われた日本女子オープンゴルフ大会最終日、見応えのあるいいマッチプレイでした。
優勝賞金3000万円、凄いなぁ❗
日本海と芝のグリーンが映えていました。
芝生は、植物名なのかな?
さて、先月末に終わったNHK 朝ドラマ「らんまん」これまた良かったなぁ❗
主人公のモデル牧野富太郎さん、五年に一度ぐらいの割合で、どこかのコラム上でお目にかかりますが、今年ほど牧野富太郎という人物にスポットライトが当たったのは、初めてではないのかな?
どんな人物かというと、独学?の植物学者です。
若い頃、東京大学の植物学教室で学んでいましたが、正規の学生ではなく勝手に入り浸って学んでいたのです。
その後、東京大学の助手、講師、博士の学位も得ましたが、大学制度の中での正式な学者ではありませんでした。
教官たちが、植物が大好きな牧野を、同学の士として受け入れたのです。
しかし、牧野が、研究上で成果を示すようになると、妬みや名誉の争いが起こります。
教官たちとの間で、さまざまな軋轢、葛藤が生じたのです。
彼の正式な学歴は、尋常小学校中退だったのですから・・。
ともあれ、支援者も多く、78歳まで大学に籍を置き、その後も植物研究に没頭できたようです。
「牧野日本植物図鑑」によれば、例えば、バナナの皮をむいて、食べる中身も皮だそうです。
外皮は繊維質、中身は多肉質という内皮質の内部に実という種子があるのです。
つまり、人間は、植物の皮を食べているのです。
牧野富太郎・・92歳の時のエッセイ「花と私 ~半世の記~」からの抜粋。
「花に対すれば常に心が愉快でかつ美なる心情を感ずる。故に独りを楽しむことが出来、あえて他によりすがる必要を感じない。故に仮に世人から憎まれて一人ポッチになっても、決して寂寞を覚えない。実に植物の世界は私にとっての天国でありまた極楽である」
憂鬱は、花を忘れし病なり。(牧野富太郎)