ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

独楽吟はバランスシート。

2024年03月06日 | 福伝。

福井県敦賀まで北陸新幹線延伸開業まで、あと10日。

毎日がアルバイト気分、先日はフリーのジャーナリスト気分で、福井県の「芦原(あわら)温泉駅」と「越前武生(たけふ)駅」まで出掛けて参りました。

日本最大級となる要塞のような新幹線駅の「敦賀」、日本一小さい新幹線駅「福井」。

アンバランスです。

最近、北陸新幹線延伸開業が近づいて、関西方面から、やたらに不満の声が大きくなっています。

「敦賀乗り換えが不便だ」と。

そんな事、北陸地方では何年も前から言っている事❗

だから北陸人は、新大阪まで全線開業を訴え続けていたのに、動かなかったのは関西経済界と一般世論、メディアでした。

大阪、広島行き帰りが不便でも、東京が近くなります。

アンバランスだけど、凄いぞ❗ 福井県。

「福井県は、どこにあるの?」と言う輩、「福井県には、どうやって行くの?」と、福島県と位置を勘違いする輩にも、きちんと説明ができる北陸新幹線延伸です。

福井県の贅沢は、越前蟹と恐竜ばかりでは、ありません。


生きていますか?

2024年03月06日 | 百伝。

快眠、快食、快便。

そんな方は、介護は必要ありません。

「生きていますか?」と声掛けはしません。

この一つでも不快であれば、健やかな日々ではありません。

昨日は、啓蟄。

職場で会えば、「生きていますか?」と声掛けをしています。

いつも「まだ生きているよ」と笑いながら答えていた高齢者さん、突然逝きました。

全く、手がかからない優しい高齢者さんでした。合掌

もっと長生きして欲しかったなぁ。

空気が無ければ3分、低体温で3時間、水が無ければ3日で、命は燃え尽きて消えます。

「命は、情熱、パッション」だと言う人もいます。

正解ですが、何故か失敗、早死にする方が多いです。

よく学校の先生、恩師が、「手がかかったヤンチャな生徒、教え子ほど、よく覚えている」と言います。

療養型病院でも高齢者用施設でも同様、手のかかった高齢者ほど記憶に残っています。

人間関係も一緒で、嫌な奴、嫌いな人間ほど忘れられないものです。

イライラさせられて、自分の気持ち、時間を奪う略奪者だからでしょう。

先日、NHK のドラマ「お別れホスピタル」、患者さんが、看護師に向かって「はやく死ねばいいのにと思っているんだろう」という表現がありました。

看護師は正義感で激怒、ドラマの中の登場人物は、全員が善人です。

「そうだよ」と言うと、言葉の虐待となり、ドラマは成り立ちません。

現実の医療介護の現場も、階層社会の中に閉じ込められた狭い世界です。

どんな人間と出会って、いい意味で人生が大きく変わったという巡り合わせが少ない、ドラマがもっと必要な世界なのかも知れません。 

善き思い出は、恩師、先生、先輩、友人、看護師、介護士は、やはり心優しい方々です。

生きていますか?

余談ですが、社会的弱者を救う為の福祉行政。

それを統括する厚生省が配布しているお役所仕事の処遇改善策のパンフ。

はてな?です。

黒澤明監督の映画「生きる」を連想しました。