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今日は、よっちゃんの一周忌命日。
写真は、去年5月29日19時13分・・よっちゃんの竹馬の友 小生の長兄が、百島上空を地震雲かと思った情景を偶然に撮った流れるかのような光雲の写真です。
よっちゃんが逝って、この一年間、ずっと後悔していることがある。
マッチメーカーとして、まず初めに東京の居る或る方に、よっちゃんを紹介すればよかったかな・・と思うことである。
そうすれば、東京を拠点として、よっちゃんの木版画を個展形式で、ずっと常時継続開催を念頭にして、もっともっと日本全国、世界の果てまで、よっちゃんの木版画が広く知れ渡っていた可能性もあったかもしれないと思うのである。
世の中には、不思議なことがある。
瀬戸内の海育ちと信州の山育ちという違いはあるが・・同い年に生まれて、経歴、趣味、スポーツ、顔立ちも、気性も似ている方がおられる。
もし出会うことがあったならば、お互いに、初対面で鏡の中の分身を眺めるようで吃驚するのではなかったのかと・・アレコレ想像するのである。
一方は、既に天然酵母のパン作りでは日本の第一人者で、そして、よっちゃんも、その板版画の道を歩めば、必ず頭角を表わすだろうという夢頂の途中にあった。
年少の小生が言うのは、おこがましくもあり、生意気なのだが、よっちゃんの人柄なり、その世界観、板版画を幅広く紹介するために、マッチメーカーとして動けばよかった!
でも、よっちゃん・・幸せな人生だよね。
今日、よっちゃんが高校教師をしていた頃の教え子で因島のChoBoさんという方が、ユーチューブに「あんたに・人生の恩師として」への追悼の歌と絵葉書、版画を載せているのを見つけたよ。
http://www.youtube.com/watch?v=3hcr70pCVds
ChoBoさん・・素晴らしいです! ありがとうございます。
よっちゃんこと渡辺良文氏・・光となって、ずっと心の中に生きているよ。合掌。
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理想という「対岸」を目指し
困難と言う「海」に乗り出す
いい言葉ですね・・改めて貴方の人物の厚さと言うか深さを感じてしまいます。
もう一度ブログのタイトルに戻って考えてみました。
人生航海 百の伝結び 蜃気楼
此処にも大きな人生観がそのまま表現されている事に、改めて感じる物指しの違いを思います。
多くを語らずとも、伝える一行に濃縮されている味わいは、表現力の豊かさと言うより、人間の実力を感じることばかりです。
味わい深く盛り沢山に出てくる百島の話・・渡辺良文氏の話・・中小路の「ふみこ店」の子だろうか?等と年代の違いに記憶が揺らぎます。
私の勝手な想像ですが、貴方のお父さんは薄々思い出す・・あの人ではなかろうか・・お母さんはあの人ではなかろうか等と・・無意識に幼い頃の百島を散策する自分に気が付きます。
更に貴方の以前の職業は「新聞記者」みたいな仕事をされていたのでは無いか?と、書かれる文章にそんな切れのあるイメージが重なります。
いずれにしましても、私がここに未熟な文章でコメントするものと、貴方の物指しは大きすぎてかなり違うような気がしています。
それでも私は毎日貴方のブログを覗く事が今では習慣になっているものです。
貴方のお父さんが言いました。
生きているだけで嬉しく喜ばしく、生きているだけで幸せと思う・・・其の言葉にも胸を打たれます。私は其の後に、思いました。幸せも不幸もいずれにせよ、人は命のある限り生きていくのだから、生きているだけで嬉しいと思うほうが正しいのですよね・・。
時間に余裕があるときには、もう少し練りこんだ話にしたいのですが、いささか短い物指しにてぶっつけ本番は、この様なコメントしか打てません。年齢に差別はありません。いつまでも元気で仲良く貴方の影響を受けながら進んでいきたいと思います。
貴方の影響を受けながら、私にも少しだけは百島を愛する気持ちが蘇っています。何故なら・・両親を亡くした貧乏な生活があって、気が付けば私は百島から意識が離れていたからです。
人間は生い立ちを乗り越える事は、結構難しいですね・・人生航海は理想の自分を捜して居るのでしょうか・・・沖にはいつも幸せの蜃気楼が揺れています。
今日は此れくらいにして、残りの余力は貴方の元気復活に息を吹き込みましょう。
福井県は昨日から今朝方に掛けて、記録的な雨が降ったと聞きました。被害がなければ良いが・・と思いつつ、通勤の掲示板に一句「雨の中 雨をみつめる 雨がえる」意味に首をかしげながら通り過ぎた私でした。またの日まで合掌と感謝。
人間の感情の一番大事なのは「悲しみ」だとのこと・・だからこそ、余計に喜びも嬉しさも大きくなるのでしょうか?
自分の生い立ちや生まれ育った場所が、どんな貧乏でも田舎でも、自分自身がワクワクする物語にしないとツマラナイ人生に終わってしまいます。
私の経歴は、転々として、とても褒められたものではありません。20代にマスコミ、海外遊学を挟んで、30代から外資系企業で貿易業務・・それから50歳前後にして輸出輸入の自営業、介護福祉の世界へ・・何とか、その日暮しを楽しんでいます。(笑)
「雨にも負けず」の悲しみを背負ったような宮沢賢治は、故郷の岩手県を理想郷としてイーハートーブと名付けました。そして、あの三陸海岸沿いに走る夜の列車は、まさに銀河鉄道です。
・・そんな同じような感覚があれば、生きてゆく希望が湧いてくるのかなと思うこの頃です。
強い気持ちでファイトです。
天谷 感謝 早々。