ふくい、Tokyo、ヒロシマ、百島物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

陽溜まりニュース

2014年05月08日 | 百伝。
ある海外メディア(TIME)で日本の「赤ちゃんの泣き相撲大会」が報じられていました。

このような風習行事は、毎年海外で奇抜なニュースとして報じられるのですが、日本人の微笑ましい話題も、外国では「かわいそうな赤ちゃん」とか「馬鹿な親たち」というコメントが多いです。

日本文化にある背景を深く考えないのですが、「見た目判断」が世論を動かし、歴史が作られてゆくのでしょう。

微笑みの国なのに終わることのない・・内紛ばかりの国。

ロシアと中国周辺の「いざこざ」という衝突寸前。

^Bring Back Our Girls^・・何事の意味かと思っていると、ナイジェリアの女学生300人が誘拐された事件・・。

海外メディアが一斉に^Bring Back Our Girls^ というキャンベーン報道を展開されています。

人は、「見た目判断」を気にします。

昨日、興味を引いた記事に「ゴミと芸術」の判断基準を述べた意見がありました。

はじめは、質よりも徹底した量を重んじないと、「質」が見えてこないということです。

記事もそうです。

多くの経験を積まないと、いい記事になりません。

さて、五月の連休も終わりました。

今回、百島には帰省できなかったのですが、いろいろと催しがあったようです。

百島の周りを走る「ももしまヨットレース」。


(写真提供:尾道ニュース特派員 村上真理さん)


(写真提供:尾道ニュース特派員 村上真理さん)

百島に百匹の鯉のぼりもあがったみたいです。


(写真提供:尾道ニュース特派員 村上真理さん)


(村上真理さん・・素敵な写真提供をありがとうございます。感謝)

昨夜、ぼくの大好物の加賀の山代温泉の温泉卵をいただこうと思っていたら、瀬戸内海に浮かぶ愛媛県弓削島が登場。



NHKの「にっぽん紀行」という番組でした。

百島から弓削島は、直線距離にして僅か約10キロ程度で、近くても、遠い島なんです。

子供の頃、弓削島には「商船高専学校」があると聞いて、一時憧憬を持って、泊の殿山から弓削島をよく眺めたものです。


(写真提供:尾道ニュース特派員 村上真理さん)

映っていませんが・・上記写真の右側に弓削島が浮かんでいます。

さて、昨日の番組・・。

弓削島の車いすの老人と若者のお話でした。

ふたりだけの散歩道。
過疎の島に生まれた手作りの介護施設。
都会で一度つまずいた若者は島で生まれ育った認知症の老人と歩き続けるうちふるさとの包容力に気づいていく。
若者は働きながら一度失っていた笑顔を取り戻していく。
(NHKの番組のコメントから抜粋)



「赤ちゃんの泣き相撲」よりも、こういった過疎の島での取り組みを海外メディアで取り上げて欲しいなぁ。

日本人の良さ、人間としての良さが、分かりあえるのにね・・平和な世の中になる手段でもあります。

子供の頃のいちばん。

2014年05月04日 | 百伝。
五月の連休後半・・今日は、大学の単位取得試験でした。

試験を終えて、気が軽くなったのか・・ムシャムシャと食べてしまいました。

また、お腹が大きくなり、体重も増えました。

今日の試験テーマは、地域福祉・・今朝のNHKの日曜討論を思い浮かべながら取り組んでいました。

全く同感なのは、残業手当という時間外手当、休日出勤手当を割高に支払うという法改正を行うこと。

安倍内閣の推し進める「残業代ゼロ」というのは、一部の能力のある者にとっては好いかもしれません。

ですが・・日本国民の全体の生活向上には、結びつきません。

最近、嬉しかったことは、大学で同期となり、仲良くしてくれた学友の弁護士のTさんが、「法的判断手法とソーシャルワークの手法の比較」をテーマとした論文で、学長賞受賞、学部長賞受賞というダブル受賞を見事獲得して、今春に卒業しました。

これからの日本社会に貢献できる逸材として、彼の活躍を期待しています。

彼のような緻密なモノの考え方は、出来ないものの・・社会福祉という生活問題に関して、自分の意見をまとめたいものです。

今日は、みどりの日。

トンイも最終回です。

明日は、子供の日。

子供の頃、日本一美しいと思った坂道です。

(写真提供:百島ネットワーク)

子供の頃、世界一美しいと思った集落です。

(写真提供:百島ネットワーク)



♪Let It Go ~ ありのまま

2014年05月04日 | 千伝。
映画「アナと雪の女王」の主題歌・・流行っています。

♪ありのままで~~

さて、先日のNHKクローズアップ現代の特集「極点社会~新たな人口減少クライシス~」を観た感想です。

団塊の世代と、その団塊ジュニアの皆さんの移住という大仕事を期待します。

「地方が消滅する時代がやってくる。人口減少の大波は、まず地方の小規模自治体を襲い、その後、地方全体に急速に広がり、最後は凄まじい勢いで都市部をも飲み込んでいく」と言ったのは、中央公論2013年12月号での増田寛也・元岩手県知事。

つまり、都会に暮らす団塊の世代の皆さんが、限界集落に戻らないと、一挙に消滅集落になるという極点社会。

その地域に仕事がない若者(とりわけ女性)が、仕事を求めて大都市圏に移住するという極点社会。

そして、大都市圏ばかりに人が集中してゆき、地方は、限界集落、そして消滅集落が激増するという日本の近未来の極点社会地図。

その大都市圏さえも、地方から来る若者が減って、高齢者ばかりになる「ありのままとなる極点社会」という行き詰まりの歪み。

日本の政治家は、東京一極集中の極点社会・・まずは、首都圏の人口を分散すべき方法を早急に行動に移すべきだと思います。

その通り、極点社会・・危険は、分散化した方がよろしいのです。

♪let it go ~ ありのままで

ところで、ビートルズの名曲に♪Let it be ~ があります。

個人的には、若い頃、この歌に随分助けられたものです。

「ありのまま」「なるがまま」というbeという意味の中に「落ち着きなさい」という真意があるような気がするのです。

♪let it go ~ ありのままで、突っ走っては行けないのです。

極点社会へと進む激流のなかで・・私たちは、放っておくことも、諦めてもならないのです。

We can not let it go.

続・象頭

2014年05月01日 | 千伝。
今日から五月です。

天気もいい・・心も晴れ晴れです。

今朝の中日新聞のコラム中日春秋から抜粋した「象のオハナシ」です。

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「

 葬送は、人間だけの営みではないという。
 米国の動物行動学者マーク・ベコフ博士の『動物たちの心の科学』(青土社)によると、ゾウは埋葬をするらしい。
▼この本に、その目撃例が紹介されている。
 死骸の周りに集まって穏やかにさわっていたゾウたちはやがて土をかき集めて、かけ始める。
 枝も運んで来て、かぶせる。
 土と枝に覆われた死骸の傍らで夜通し番をして、夜明けとともに立ち去って行く…
▼仲間の死に苦悩し、時に群れとの付き合いまで断とうとするゾウの様子は、人間の心的外傷後ストレス障害(PTSD)に似ていると 指摘する科学者すらいるそうだ
▼アフリカにはおよそ五十万頭のゾウがいるそうだが、二〇一二年に象牙狙いの密猟で殺されたアフリカゾウが推定で二万二千頭にも達 したそうだ。
 一九八九年にワシントン条約で象牙の取引が禁止されてから密猟も減ってきたが、再び増加に転じてきているという
▼かつて密猟象牙の一大輸入国として日本は国際的非難を浴びていたが、今は中国。
 東アジアの富が、アフリカゾウを絶滅の危機に追いやってきたのだ
▼『動物たちの心の科学』には、家族を射殺されたゾウの姿も出てくる。
 狂乱状態となり、ひざまずいて殺された家族の体を起こそうとし、目覚めさせようと牙でつつく。
 鼻で運べるだけの草を集め、口に押し付けようとするゾウまでいたそうだ。

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やはり、太古の遥か昔から・・人は、象を偉大な神として奉っていたのでしょう。

象の体は、死ぬまで、大きくなってゆくようです。

ダイエットとかアンチ・エイジングという若返りなんて、考えないのでしょう。

人間の頭よりも、象の頭の方が、自然なのかもしれません。