東日本大震災と東京オリンピック

14時46分、社内放送で黙祷のアナウンスが入り、1分ほど黙祷をしました。
改めて、東日本大震災で被災された方に哀悼の意とお見舞いを申し上げます。
東日本大震災が発生してから丸10年が経過したことになります、月日の経過は本当に早く感じます。
10年前、今日黙祷をしたのとほぼ同じ位置にいました。
地震発生直後NHKのテレビが押し寄せる津波をライブ放送していましたが、津波が来るのに港へ向かう自動車が写っていたのを鮮明に覚えています。
「おい、戻れ」と聞こえるはずのないのにテレビに向かって叫んでいました、あの車に乗っていた人は無事だったのでしょうか。

今日のラジオで、東京オリンピックの変貌ぶりをコメントしていました。
元々、東京オリンピックの招致目的の一つは、東日本大震災被災地の復興を全世界にお見せすることだと言っていました。
当時の総理大臣は福島原発は「アンダー・コントロール」されていると高揚した声で世界中に恥をさらしていました。
COVID-19感染が広まって、東京オリンピックの開催が延期になると、COVID-19に勝利したオリンピックだとこれまた高々と宣言しました。
さらに、現在は開催したんだというメンツの話になっているように感じます。
10年の年月は、人の風景を大きく変えました、だけど風化させてはいけない災害だと、改めて感じます。

写真は、10年前の3月11日に撮影したものです、ハードディスクから探し出して来ました。
当日は寒かったことを覚えていますが、雪が降っていたんですね。
撮影時間は朝です、だから今だったら貴重な普通の時間が流れています。
夕方は、最寄りの駅では列車が動いていなく、て新潟駅まで歩いて行って帰宅しました。
だから、夕方の写真を撮影することなど、考えつかなかったようです。