■Sugar Me / Lynsey De Paul (MAM / キングレコード)
今更言うまでもなく、サイケおやじはお姉さん系美女に弱いですから、本日ご紹介のリンジー・ディ・ポールにも、イチコロでした。
ジャケットからして凄い美人シンガーだと一目瞭然なんですが、その略歴はイギリスのロンドン出身、そして本来は職業作家として業界入りしたそうです。しかし、その音楽的な才能に加えて、このルックスがあれば、芸能界も放ってはおきません。
トム・ジョーンズやギルバート・オサリバンを育て上げたゴードン・ミルズという敏腕プロデューサーにあれやこれやを仕込まれて、ついに1972年、22歳のデビュー曲が、本日ご紹介の「Sugar Me」です。そしてもちろん、自作自演による大ヒット♪♪~♪ イギリス本国をはじめ、欧州全土から我が国でも人気を獲得しています。
まずミディアムテンポの抑揚のないメロディラインが、妙に絶妙な胸キュン感覚♪♪~♪ さらに無機質でありながら、実はお色気ムンムンのキュートなボーカルで歌われる歌詞の内容が、「私を救って、シュガー・ミー」なんてことばかっりなんですから、たまりません。もちろんタメ息系の囁きは、最高の「お約束」であり、演奏パートのアクセントに、こりゃ~、鞭打ちの効果音♪♪~♪
ほとんどSMポップスなんですねぇ~~~♪
当然ながら、サイケおやじが大好きなのは言わずもがなでしょう。
しかしリンジー・ディ・ポールは、あくまでもプロ! こういう路線は百も承知の見事な演技というか、自らがどうすれば売れるか、完全に納得していたと思われます。
したがって業界人にもウケが良かったみたいですし、実際、エレクトリック・ライト・オーケストラを作ったばかりだったロイ・ウッドは当時、相当にご執心だったと言われています。そして自らプロデュースを申し出て、なかなかマニアックな楽曲を作りだしているほどでしたからねぇ。しかし結果は、あえなく……。
そういう彼女は、今、どこでどうしているんでしょう。
再発CDもチラホラと出回っているのですが、ここは一念発起、素晴らしいボックスセットでも発売されることを願っています。
ということで、些か疲れ気味の本日は、ここまで……。
あぁ、リンジーに癒されたいなぁ~~♪