■Honky Tonk Women c/w Street Fignting Man
/ The Rolling Stones (London / キング)
9月23日、ストーンズの武道館リベンジ公演に行ってきました。
と言っても、いよいよオフィシャル化も間近という1972年のライプ映画「Ladies & Gentlemen」が武道館で先行上映され、そこへ参加しただけなんですが、それでも昭和48(1973)年の来日中止騒動をリアルタイムで体験したサイケおやじにとっては、リベンジ以外の何物でもありません。
と意気込み、悪天候にも負けず、所謂「1st Show」に出かけたわけですが、そこには同世代の中年者が多かった所為もあり、もしかしたらスタンディングでの騒ぎまくりも想定していたサイケおやじの気分は空回り……。
ちょいと肩すかしのイベントではありましたが、流石に武道館とあって、大音量で迫って来るライプ全盛期の勢いは圧巻! 特にビル・ワイマンのペースは地響きでしたねぇ~♪
気になる画質&音質は、それなりに良かったと思いますが、最近のデジタル処理で作られたブートと比べても、そんなに品質が向上したとは言い難いです。つまりブートも、それなりに健闘していたんですよ。
ちなみに集客は、まあまあでしょうか。おそらくは2&3回目の上映はリピーターも含めて、もっと入りが良かったのかもしれません。
あと、不思議にも残念だったのは「Midnight Rambler」のブレイクの時、恒例の「カッチョ、イィ~~」が出なかったことでしょうか。あ~ぁ、自分でやれば良かったと苦笑いですが、やっぱりストーンズは最高!
さて、そこで本日掲載のシングル盤は、その来日中止なんて理不尽があろうとは夢にも思わなかった昭和48(1973)年1月、来日記念発売として特にカップリングされた思い出の1枚♪♪~♪
実はこの時は他にも数種類の記念盤が出たんですが、サイケおやじが何故にリアルタイムでこれを買ったかと言えば、それはB面収録の「Street Fighting Man」が、もしかしたらシングルバージョンのステレオミックス?◎?!▲??
なぁ~んていうスケベ心を全開にしたからなんです。しかし結果はアルバム「ベガーズ・バンケット」収録のステレオバージョンと同じでした。
またA面の「Honky Tonk Women」もベスト盤に採用されることが多い、通常のアルバムバージョンですから、結局は珍しくもないわけで、結果的にジャケットに印刷された「来日記念発売」という文字だけが心の支えというわけです。
ということで、書き遅れましたが、武道館では映画上映とはいえ、ちゃ~んと開演前のBGMも本番コンサート的に流れていましたし、始まりと終りには拍手が自然発生する等々、やはり参集したファンの心意気が感じられました。
そしてサイケおやじは、あの昭和47(1972)年11月、チケットを求めて東急地下に並んだ事、その後の落胆や憤り、さらに抑えきれないストーンズ熱の高まりやアメリカで接した1981年のツアーでの驚き等々が、まさに走馬灯のように浮かんでは消える感慨に耽ったのです。
あれから幾年月……。
ついにやってきた武道館リベンジ公演は、やっぱり凄かったっ!