■ぼくの好きなシャツ / Donovan (Epic / CBSソニー)
全てにおいて「お寒い」我国でも、クールビズは否応なく進んでいるようで、特に政府の方針からノーネクタにシャツ姿励行というお役所は、さながら避暑地の如し!?
もちろんサイケおやじの職場でも、それは同様ですが、保守的なサイケおやじは少なくと自分の部署においてはド派手にならないよう、求めています。
ただし、あまり自由を束縛するのは一般的職場に当てはまらないところもありますから、まあ、ほどほどにというのが本音なんですけどねぇ~。
実際、毎日着ていくシャツを選ぶのが、けっこう楽しかったりします♪♪~♪
そこで本日の1枚はミエミエではありますが、ドノバンが歌ってくれた「ぼくの好きなシャツ / I Love My Shirt」を楽しく口ずさみましょうね♪♪~♪
♪~アイ ラヴ マイ シャ~~ツ♪♪~♪
♪~アイ ラヴ マイ シャ~~ツ♪♪~♪
浮かれた調子のピアノをバックに、なかなかハッピー&オールドタイミーなフォークロックが演じられますから、気分はすっかりウキウキ状態ですよ、例え今から仕事に向かうとしても!
ちなみにこの歌は、1973年春の来日公演に合わせた所謂「来日記念盤」として発売のシングル盤A面に収録されたものですが、楽曲そのものは既に1969年発表の傑作アルバム「バラバジャガ」で世に出ていたんですねぇ。
実は当時のドノバンは、名プロデューサーのミッキー・モストと別れ、独立独歩でロックバンドを率いてみたり、豪華ゲストを招いてのアルバム制作もイマイチ精彩を欠いていた時期でした。
しかし待望の来日公演が決定したとあれば、我国レコード会社がタイアップ的に「記念盤」を出すというのはひとつの「お約束」であり、その中で結局は新作からカット出来るものが無かったのか……?
という推察は易いと思います。
う~ん、このあたりは当時の外タレ公演が如何に貴重なものだったかを物語る証左として、お若い皆様にはご理解願いたいところなんですが、だからと言ってドノバンの才能が枯渇していたわけではありません。
なにしろ今や伝説となった件の日本公演は、武道館のような大会場でも、たったひとりでアコースティックギターの弾き語りを聴かせ、観客を圧倒する濃密な空間を提供したというのですから、それは全くの「事件」だったんですよっ!
お疑いの皆様には、リアルタイムで発売されていた来日ステージのライプ盤「ライブ・イン・ジャパン」をご確認下さいませ。
ということで、ちょいと話がそれてしまいましたが、クールビズのシャツ姿は「良」としても、そこに短パンとサンダルは何かいただけない気分です。
だって、これは昨年も同様だったんですが、例えば某お役所に仕事関係のお願いに行った時、こちらは礼を失しないよう、それなりのきっちりした服装であっても、話を聞いていただく相手がリゾートっぽい衣装じゃ~、なにかナメらしている感じがするんですよねぇ……。
それは例え、逆の立場だったとしても、同じ気持になるんじゃ~なかろうか!?
そんな事を思いつつ、今日も、♪~アイ ラヴ マイ シャ~~ツ♪♪~♪ なぁ~んて歌ってしまうのでした。