OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

逆境も歌に助けられ

2015-10-06 16:05:57 | 歌謡曲

横須賀レイニー・ブルー / 荒木由美子 (キャニオン)

自分の境遇があまりにも不条理だと、人は皆、逆の事を思うのであれば、一昨日のサイケおやじは不意に車の不調に襲われ、トホホのトロトロ走行を強いられた横須賀からの帰り道、ついつい口ずさんでしまったのが、本日掲載のシングル盤A面曲「横須賀レイニー・ブルー」でありました。

もちろん、そこに雨なんか降っていなかったんですが、むしろ快晴の中でブカブカやっている自分に対する情けなさが、この歌に引き寄せられたのかもしれません。

しかし、楽曲そのもの、荒木由美子が昭和53(1978)年に出した「横須賀レイニー・ブルー」はイントロからメリハリの効いたブラス&ストリングスのキャッチーなノリ、そして絶妙の歌謡曲的哀感をアイドルポップス王道のメロディに活かした曲展開、さらには可愛らしい女の本音と憧れを巧みに融合させた歌詞の憎らしさ共々、これが昭和50年代不滅の懐かしさ♪♪~♪

作詞:竜真知子&作曲:佐瀬寿一、そして編曲:萩田光雄という制作スタッフの狙いも、確かな手応えがあったと思われますが、残念ながら、それほどのヒットになっていなかった記憶もあり、う~ん、流石は当時の芸能界の層の厚さを逆説的に感じさせれますねぇ~~。

まあ、そりゃ~、荒木由美子の歌唱力がイマイチなのは認めざるをえませんが、個人的には、だからこその切迫感が何時も彼女の歌からは強く感じられるので、常にレコードは堂々と聴いていますし、なによりも耳に残るんですよ、荒木由美子の節回しは!

冒頭に述べた、逆境(?)でも口ずさんでしまうのは、それゆえの事みたいです。

ということで、本日も例によって仕事に責められているサイケおやじではありますが、逆境にも耐えられる(?)のは、自分に何かしらの趣味性があるからだと思います。

つまり、ここを乗り越えれば、これが終われば、後はあれこれ楽しくやれるかもしれないという希望を助長していくれるひとつが、例えば音楽であり、好きな女優さんの出ていた場面の諸々、そして他人からは変態と言われようが、追及をやめられないサイケおやじ的エロスのあれこれというわけです。

コメント (8)
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