OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ささやかな幸せがイチバン

2016-06-16 18:16:24 | Rock
僕らに微笑みを / Chicago (Colmbia / CBSソニー)
 
その裏側も含めて、いろんな事情が様々にあったという推察は易いけれど、とにかく舛添が都知事を辞した事は良かったというのが現実でしょう。
 
これで少なくとも都庁の職員は本来の仕事を落ち着いてやれるでしょうし、疑惑の解明がうやむやという「お約束」も、何時もながらの予定調和ですからねぇ~~、決して暴露本なんかは出せない舛添の口惜しさに免じて、我々は次の展開を冷静に見守るのが大人の対応なのかもしれません。
 
ところがマスコミは既に次の都知事候補を勝手に詮索し、実名までも出しているというのは、自分達が世論をリードしているという驕りもありましょうが、さりとて名前を挙げられた人物がどんな事をやろうとしているのかが伝わってこない、あるいは伝えようとしないのでは、それが「報道」という美名に相応しいとは思えません。
 
別に政治云々に限らず、民衆が一番に望む事は、ささやかでもいいから、微笑ましい事象じゃ~ないでしょうか。
 
サイケおやじは、そ~ゆ~日常生活を望んでいますので、本日は思わず掲載のシングル盤を取り出してみました。
 
なにしろA面曲のタイトルが「ぼくらに微笑みを / Make Me Smile」ですからねぇ~~♪
 
演じているシカのは説明不要、1969年のデビュー以来、ブラスロックの王者として堂々と君臨しつつも音楽性は時代に合わせて変化させてきた人気バンドで、殊更初期においては急進的な政治思想を含む歌を出していましたし、演奏にも切迫感を強く前面に出したアレンジや曲調が多かったところから、邦題においては「ぼくら」とか「俺達」等々、なかなか「連帯」を意識させるものも散見されたんですが、実はシカゴの演目には「個人主義のささやかな幸せ」が歌われている楽曲が少なくありません。
 
この1970年に出された「ぼくらに微笑みを / Make Me Smile」にしても、緊張感あふれるブラス&リズムアレンジと演奏のアンサンブルが秀逸なところから、その歌詞の中身はちょいと急進的なのかなぁ~~、という先入観が植えつけられるのとは裏腹に、実は自虐的に悩む者が恋人、もしかしたら片思いかもしれない異性に自分への微笑みを求めるという、つまりは「ささやかな幸せ」の願望なんですよねぇ~。
 
そ~ゆ~、素直な「弱さ」をグッと過激なブラスロックサウンドで演じて聞かせるのも、シカゴの大いなる魅力でありましょうか、サイケおやじは好きです♪♪~♪
 
ということで、今日は朝からイチローのヒット記録が作られ、それこそ日本人としては幸せな気分にさせていただきました。
 
昨日の舛添騒動と同じく、街には号外が出ていましたが、こ~したものならば嬉しさも違います。
 
もちろん、本場アメリカの公式記録には及ばない事は皆が知っているはずでも、だからこそ、それも「ささやかな幸せ」として噛みしめているのでした。
コメント
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