OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

今井優子はアナログですか?

2021-11-18 18:10:40 | ニューミュージック

さよならを言わせて / 今井優子 (Crystal Bird / キングレコード)

その立ち位置は微妙ながら、とことん根強い人気のボーカリストは少なくありませんが、サイケおやじにとっての今井優子は、その「わからなさ」故に気になる存在です。

まあ、やっている事はAORの歌謡曲的展開、つまりはニューミュージックって分類されるんでしょうが、一応本人は曲も書けるし、プロデュースも手掛ける才能があるというわけで、これまでに相当数のレコードやCDが残されているのは、中古市場に出回る彼女のブツの多さにも明らかだと思います。

しかし、サイケおやじにとっては、とにかく本日掲載のシングル盤A面曲「さよならを言わせて」が、取っ掛かりの一番手!?

もちろん、これが世に出たのは平成2(1990)年ですから、サイケおやじは異郷の地で島流しの辛酸を……、という時期だったもんですから、リアルタイムの我が国でのヒット状況、そして今井優子の人気度は知る由もありません。

それでも、平成6(1994)年の御赦免帰国後からサイケおやじが必死になって「失われた時間」を取り戻そうとした中古屋巡りの獲物の中に、この掲載したブツを発見し、針を落とした時の不思議な安堵感は、なかなか感慨深いものがありましたですねぇ~~♪

なんというか……、妙に懐かしい様な、ウキウキさせられる音楽の世界が、そこにあったんですよ (^^♪

実際、繰り返しになりますが、やっていた事は作詞作曲&編曲:角松敏生によるダンサブルなジャパニーズAORであり、アップテンポのサウンド作りにしても、デジタル色が濃厚ですから、そ~したグルーヴに酔わされたことは言い訳不可な状況とはいえ、肝心の今井優子のボーカルが反比例的にパワー不足の節回しで、本来であれば、それこそサイケおやじにとっては苦手のはずが、なかなか夢中にさせられる魔法があるんですよ、この「さよならを言わせて」には (^^ゞ

ちなみに掲載したのは、アナログの7吋盤であり、時代的には既にCDが普通に流通していた頃ですから、案の定、これは「非売品」との記載があったわけでして、だからこそ、いきなりCDで聴いていたとしたら、そこまで夢中になれたかは、自信が全くありません (^^;

正直、ファーストコンタクト以降、彼女の音源を聴いてみようと欲すれば、全てがCDばかりになっており、それを聴いてみても、なんか……、ちがうんですよねぇ……。

でも、それが浮世ってもんかもしれません (^^;

サイケおやじが今井優子に対し「わからなさ」を覚えてしまうのは、ひとつの要因が、そこにあると思うばかりです。

ということで、本日は結果的に「礼賛アナログ盤」の如き内容になってしまいましたが、今井優子が提供している和物AORの歌と楽曲は、ど~にもサイケおやじの好みであり、また、決してCDそのものを否定するものではありません。

ただ……、出会いの衝撃が鮮烈だったもんですから、そのあたりをご理解願えれば、幸いでございます <(_ _)>

そして彼女のライブステージに、一度も接した事が無いのが、心残りなのでした。

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