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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-53:武山あきよ

2021-11-23 17:13:28 | 歌謡曲

白鳥の歌が聴こえますか / 武山あきよ (日本コロムビア)

何事も「流行り物」は時代にアクセスする事が最低限の必要事項だと思えば、その代表格たる「流行歌」に関しては、そのまんまを踏襲するか、あるいは恣意的な逸脱を図るか?

どちらにせよ、ある程度の「極端さ」が求められるのかもしれません。

なぁ~んてことを初っ端から書いてしまったのは、これまた最近ゲットした本日の掲載盤A面曲、武山あきよの「白鳥の歌が聴こえますか」に針を落とした瞬間からのサイケおやじの正直な気持ちでして、何故ならば……、それは……、これが世に出たのが昭和62(1987)年7月の歌謡界では完全に異質とも思える、昭和50年代前半のポップス系歌謡フォークと申しましょうか、ある意味ではファミリー歌謡とも言うべき、安心印の「みんなの歌」なんですよねぇ~~♪

もちろん歌っている武山あきよの声質と節回しが清涼感に満ちているのも高得点なんですが、制作クレジットを確認してみれば、作詞:吉岡治&作曲:市川昭介、そして編曲:若草恵という、丸っきり昭和歌謡曲保守本流の手練れの面々からの提供なんですから、再び吃驚ですっ!

極言すれば、ダ・カーポあたりが歌っていても不思議じゃ~ない感じなんですよ (^^)

もちろん、発売されたのが、サイケおやじの島流し期でしたから、当時のヒット状況については推測の域を出ないわけですし、武山あきよについても、また然り……。

でも、これだけ歌えているんですから、もっともっとレコーディングは残していると思いますし、今にして思えば、所謂バブル全盛の狂騒に翻弄されていた当時の日本の社会状況の中で、彼女が歌っていた「白鳥の歌が聴こえますか」が、どの様に受け入れていたのか?

おそらくは時代の潮流に合わないものとされたか、あるいは逆に、一服の清涼剤として歓迎されたのか?

そんなこんなの実情も、大いに気になるところです (^^;

ということで、好評と勝手に自分じゃ~思い込んでいる「この人」シリーズも、更に積み重なってしまいそうです (^^ゞ

つまり、またまた未知との遭遇的なレコードを某オークションの纏め落札物件の中から掘り出してしまったからでして、それを聴く楽しみを覚えていくことが、ボケ防止になればと思うばかりなのでした (^^;

コメント
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