もちろん仕事ですが、被災地に来ています。
しかし、あの運命の悲劇以来、四度目というのに、復旧復興の遅々とした歩みには、せつなくなるばかりです。
皆が協力一致して頑張る姿、とにかく前を向いて行こうという気持を大切にしつつ、サイケおやじも何かしらの手助けに尽力する決意を新たにしたわけですが……。
そんな中で例のバカ大臣の「放射能発言」から辞任は当然としても、驚くべきは民主党内の一部の動き!?
なんと「放射能発言報道を検証=オフレコ漏れを問題視か」というニュースには絶句しました。
実は最初、サイケおやじはシンプルに「放射能発言を検証」という意味で受け取り、なんで件の大臣が、あのような戯言をホザいたのか? その部分を調べると思ったのですが、実は「オフレコの非公式発言が報道された事」を重要視し、マスコミとの協調関係を見直すという趣旨があるらしいのですから、仰天ですよ!
確かに世の中には所謂ナアナアの関係が良好な仕事に繋がるという真実があって、サイケおやじもそんな社会常識には慣れ切っていますから、他人をあれこれ批判することは出来ません。
しかし、それを自覚しながら、あえて言わせてもらいますが、被災地から戻ったばかりの責任者たる大臣が「放射能を付けたぞ」云々、それを周囲の者に移す仕草をやらかしたという行動は、報じられているとおりの真実ならば、例えジョークだとしても、普通の人間心理では言えない事じゃないでしょうか。
まして当日は被災地を直接視察していたわけですから、もはや呆れを通り越して情けない!
ただし、確かにマスコミの側にも不自然というか、ミョウチキンリンな業界の風習(?)があることは事実であって、例えば前述した現場での大臣は、原発周辺に視察に行った時と同じ防護服姿!?
それはありえないでしょう~~~?
だって、そこへ行った時、危険があるから防護服を着用していたわけで、害のある物質が付着した物品は現地で管理するのが必須なのですから、議員宿舎まで着てくる道理なんか、あるはずがないんですよねぇ。
しかし、それが真実の姿であったとすれば、危険物を持ち出した異常行為か、あるいは危険な場所には実際に行っていないから安全という、ふたつの結論が導き出されるのです。
とすれば、報道そのものが曖昧であったのか?
あるいは現地での防護服姿は、如何にもリアルな真剣さを見せるためのパフォーマンスであったのか?
なぁ~んていう答えしか浮かばないのが、サイケおやじの心の内なんですが、いかがなものでしょう。
そこでサイケおやじが推察すれば、例の防護服姿なんてのは、マスコミによる「絵作り」のひとつであって、当の大臣やお偉方一同がそれにしたがったのも、その方が見栄えが良いという体裁に拘った所為かと思うばかりです。
このあたりは前述したマスコミとの「持ちつ持たれつ」の関係であって、他にも例えば何かの願い事や報告の時、マスコミの報道用に当事者がひとつの書類に手を添える仕草を必要以上に長い時間やってしまう場面なんかも、きっと皆様はニュース映像等々でご覧になったことがあるはずです。
結局はあんなトンデモ発言が出てしまうのも、真剣に現場を見ていない証拠であり、まさにシャレにならない幕間劇!?
実はこのあたりの報道は、後に「防護服」が「防災服」に変更されたり、またまた曖昧さが露呈していくんですよねぇ……、
しかし、それはそれとして、リアルに呆れた実態をマスコミの裏切りとして調査しようとする民主党の一部の動きは、それこそバカ丸出しですよっ!
現実的には被災地の実態は報道されている以上に深刻だし、復旧復興に向けての作業には不思議にも障害となっている法律が何かと存在していますから、それを処理出来る代議士の先生方が、藪蛇的な行動に時間を使ってしまうのは愚の骨頂!
はっきり言えば、恥を知るべきです。
まあ、おそらくは自分達のバカに気がついているはずですから、これで沙汰止みになると思いますけどねぇ。
それで、もしも継続的にバカヤローが出るとしたら、国民は惨めすぎますよ。
ついでに、何かの騒ぎが大きくなる事を祈るようなマスコミの報道姿勢も、糾弾されるべきでしょう。
他人の不幸でメシを喰うことは、決して一概には否定出来るものではありません。しかし、メシの喰い方も考えることが、時には必要かと思うばかり……。
また同時に政治家として成功するには、マスコミの御機嫌をうかがうのも仕事のひとつなの!?
そんな素朴な疑問も打ち消せないわけですが、まずはサイケおやじも我が身を自覚し、日々潔く反省を重ねる必要は痛感しております。
失礼致しました。