■透明なひとときを / 長谷川きよし (フィリップス)
あらためて言うまでもなく、この世は汚れているし、そこに暮らす人々の心は濁っているわけですが、だからこそイノセントな何かを求めたくなるのも人情(?)かもしれません。
しかし、そ~かと言って、全てを詳らかにする事だって、決して肯定出来ないのが、これまたこの世の理となれば、後は個人主義の幸せを求めてしまうわけですが、環境では幸せになれないのが人間の宿業かと……。
まあ、そんなこんなをつらつら考えながら長距離移動していたサイケおやじには、やっぱりイヤホーンから流れてくるお好みの音楽が必携必須!
長谷川きよしが自作自演で昭和45(1970)年にヒットさせた本日掲載のシングル盤A面曲「透明なひとときを」は、まさにそんな気持ちにジャストミートのタイトルにして、ボサノバ歌謡の名作ですからねぇ~~♪
アップテンポでありながら、決して熱くならない歌と演奏には、村井邦彦のアレンジが素晴らしすぎるプロの仕事というには、やっぱり素晴らしすぎますよ♪♪~♪
ということで、ゴッサムシティからの帰路、交通機関の乱れや例の問題で出入国の手続き現場がモタモタしていたもんですから、余計に疲れました。
でも、弱音を吐いていても問題は解決しませんからねぇ~~~~。
やれるところまで、やるしかないって、そんな気持ちを自分に言い聞かせているのでした。