■The Bump / Commodores (Tamla Motown / ビクター)
連日国民を呆れさせている永田町の権力ボケした奴らが一番イケナイのは、対立する相手と面と向かって話をしない、あるいは出来ないのかもしれませんが、とにかく背を向けた姿勢で自己主張ばっかりしたって、これまで同様の関係なんかには戻れないし、むしろきっぱり離れていくという態度が必要なのは明々白々でしょう。
しかし、仲間同士の喧嘩ってのは、裏を返せば「雨降って地固まる」というチャンスでもあるはずが、現実的には、なかなかそ~はならないところに根差すのは、背を向けたまんまでタレる相手への不平不満、誹謗中傷なんですから、始末が悪いですよ。
さて、そこで本日のジャストミート曲はコモドアーズが1974年に出し、翌年からロングセラーとなったディスコの聖典「The Bump」であります。
これは所謂ファンク系ダンス曲として用いられれば、そのファンキーグルーヴには思わず腰が浮くという強烈なノリがナチュラルに噴出する名演であり、しかもディスコのフロアーでは特に男女がリズムとビートに合わせて互いにケツをぶっつけ合うというキメのフリが大流行り!
それは当時の人気テレビ番組「ソウル・トレイン」でもスタジオフロアーで踊るシーンがウケまくっていた事から、忽ち世界中に広まり、我が国でも昭和50年代にそんなこんなの場所では、男と女がバンプを踊るのがオシャレだった時期が確かにありました。
ただし、これがなかなか難しくて、特にリズムに合わせて相手にケツを出すというアクションは、つまり相手との呼吸が互いに求められるわけで、それこそが背中を向けていても、相手を理解する協調性であるならば、そこから愛が始まるなぁ~てことも!?
それが掲載した日本盤のジャケットにも描かれているんですが、これを演じているコモドアーズはアメリカの黒人音楽では名門モータウンレコードに所属の実力派バンドであり、リアルタイムではボーカル&コーラス物よりも、インスト系のイケイケな演奏が十八番だったという履歴は後年、甘口の黒人ポップスでヒット曲を連発した姿からは遊離した印象さえあるでしょう。
それは当時のメンバーだったトーマス・マクリー(g)、ミラン・ウィリアムズ(key)、ウィリアム・キング(tp,vo,per)、ライオネル・リッチー(vo,sax,key)、ロナルド・ラブリード(b)、ウォルター・オレンジ(vo,ds) というのが基本のラインナップだったようですが、当然ながらステージやレコーディングの現場には助っ人が入っていたのかもしれませんが、既に述べたとおり、コモドアーズは演奏に関しては相当の実力者揃いだったようで、モータウン系のスタア歌手の巡業用バンドを務めたり、前座として出演したりしての実績を重ね、モータウンからのレコードデビューを果したとか?
ちなみに、コモドアーズは当然ながら、それ以前のキャリアがあって、他のレコード会社に残された音源も侮れないわけですが、しかし今となってはメンバーの中のライオネル・リッチーが黒人歌手のスーパースタアとなったソロ活動、またそこに繋がるコモドアーズ時代の甘口歌謡路線の推進者としての評価等々が、あまりにも大きいですよねぇ~~♪
ところが、コモドアーズには、もうひとりの中心人物が存在し、それがキーボード担当のミラン・ウィリアムズが主導していたであろうインスト系ファンキーグルーヴ曲の魅力であり、例えばこの「The Bump」の他にも代表曲のひとつとして有名過ぎる「Machine Gun」とか、そのあたりは特に初期~中期に製作されたコモドアーズの諸作アルバムで存分に楽しめますので、ぜひっ!
ということで、ここに来て、ど~にかこ~にか今後の方針らしきものを見せ始めた民進党の関係者には、結局のところに小池百合子への怨み節が拭い去れないのでしょうか?
もはや公示まで数日しか残されていない選挙戦では、混乱を収拾するよりは、事後にど~やって許しを請うか、そこまで思い詰めている者は少なくないでしょう。
それが永田町の面々のザマだとしたら、日本の国がちっとも良くならないのも、悔しいけれど認めざるをえないのかもしれませんが……。