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サイケおやじの生活と音楽

西田佐知子全盛期のシングル盤にハズレ無し!

2023-09-03 17:42:41 | 歌謡曲

夜霧のむこうに c/w 恋は夢いろ / 西田佐知子 (ポリドール)

名曲・名唱、そして多くのヒット曲を出してくれた西田佐知子ですから、必然的に発売されたレコード、殊更シングル盤にはウリのA面に裏のB面も素晴らしいという傑作曲が沢山残されており、本日掲載の1枚も魅力がたっぷり (^^♪

発売されたのは昭和43(1968)年7月ということで、音作り的にも当時流行のエレキ&GSサウンドばかりか、R&Bやイージーリスニング系ジャズ等々、そんなこんなの洋楽志向とムード歌謡の巧みな折衷が企図され、もちろん西田佐知子ならではのアンニュイで絡みつく様な節回しと持ち前のフェロモン&クールな声質との共犯関係(?)が、存分に楽しめるんですねぇ~~♪

それは作詞:三浦やす代&作曲:オダ・マナブ、そして編曲:伊部晴美が提供のA面曲「夜霧のむこうに」から全開で、いきなりイントロから弾むリズムセクションにラテンソウル風なオーケストラサウンドが配置され、それに導かれたキャッチーな曲メロを節回す西田佐知子の絶妙のモタレ歌唱があればそこ、サビでのセルフコーラスパートでのエコーの使い方も強い印象を残しますし、演奏パートでの芸の細かい(?)オカズの用い方、中でもギターやベースは相当に難しいと思うほどなんですが、全体としてはリラックスしたムードが横溢したミディアムテンポのポップス歌謡に仕上がっているのは、正に彼女の全盛期の証明でありましょう (^^♪

ですから、作詞:水木かおる&作编曲:秋本薫が提供のB面曲「恋は夢いろ」が、これまた最高に素晴らしく、それはミディアムアップのジャズロック風味も強いロッキンソウルにして、フックの効いた曲メロにディストーションも程好いエレキギターやラウンジ系のオルガン、キメまくりのリフが用意された演奏パートに臆する事の無い西田佐知子の歌いっぷりは、全く自らの個性に迷いが感じられない、その唯一無二の歌唱姿勢はファンが望むところを見事に演じたものと思うばかりです (^^♪

いゃ~~、やっぱり、西田佐知子は何時だって最高ですねえ~♪

ということで、実は本日、このシングル盤をご紹介したのは、入れてもらっている高齢者バンドで、このB面曲「恋は夢いろ」をやってみるという算段になったからでして、それは新加入の女性ボーカリストが何故か、西田佐知子の物真似が上手いという理由に根差したところです (^^;

もちろん、失礼ながら、歌唱力は本家の足元にも及ばないわけですが、雰囲気と声質の妙は似ているので、面白いかなぁ~~~、なぁ~んていう思惑であります (^^)

ちなみに今月の敬老日、身内だけのミニライブを予定しているので、本日は鋭意練習に勤しみ、楽しませていただきました (^^)

こ~ゆ~休日の過ごし方はサイケおやじにとっては幸福そのものであり、大切にしたいものです。

う~ん、それにしても昭和40年代の歌謡曲って、素敵ではありますが、歌唱&演奏は難しいし、だからこそ、今でも新鮮という思いを強くしているのでした。


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