■コーヒールンバ / 西田佐知子 (ポリドール)
巷間、あまり云われませんが、ドイツは珈琲が上手い国だと思うのはサイケおやじだけでしょうか。
もちろんドイツで産出の珈琲豆云々じゃ~なくて、あくまでもドイツで煎れられて供される珈琲という話なんですが、それはなかなか丁寧な味わいがあって、サイケおやじは好きなんですよ♪♪~♪
で、思い出してみると、あの紙フィルターを使う「メリタ式」の淹れ方って、ドイツで考案されたわけですし、珈琲豆の産出国のひとつ、ブラジルには昔っからドイツ系の資本や人脈が入り込んでいるあたりにも、何かの関連があるのかもしれません。
あっ、それともうひとつ、サイケおやじが美味しいと感動した珈琲が、マレーシアで飲んだ1杯で、それはそれは不思議なほど陶酔させられる香りとコクのある味わいが今も忘れられない、通称「ルアック」と呼ばれる品種なんですが、その時に仰天させられたのが、件の珈琲豆が山猫の糞から採取されたという事実!?
いゃ~、飲んだ後に聞かされたその真相には、なにか騙されたような気分でしたが、所謂「騙されたと思って~」という慣用句って、まんざらウソでもないと目からウロコでしたねぇ~~♪
ちなみに「ルアック」は、美味しい豆しか食べないとされる山猫が出した糞の中の未消化な残滓という事らしく、その山猫の腹の中で発酵熟成みたいな結果として、前述したような不思議な美味が生まれるというんですから、これを最初に飲んだ人物の偉大さは、神様の思し召しかもしれません。
そして当然ながら少ししか採取されない貴重品ということで、とても高価なところから、サイケおやじが飲む事が出来たのは、本当に小~さなカップ、ちょいと大きめの盃ぐらいの量でしたが、結局は少量飲むからこそ、美味しいという気もしています。
さて、本日、そんなこんなの珈琲の話ばっかり書いてしまったのは、ある事情から美味くもない珈琲ばっかり、何杯も飲まされたからで、本音の愚痴の裏返しを皆様には、ご容赦お願い致しとうございます。
そして掲載したのは、ご存じ、西田佐知子が昭和36(1961)年頃からロングセラーの大ヒットにした「コーヒールンバ」であります。
とにかくエキゾチックと言えば簡単明瞭ではありますが、原曲は確かベネズエラの大衆曲で、そこに附された日本語の歌詞は中沢清二の作であり、それほど本歌とは関係ないと言われていますが、我々日本人にとっては西田佐知子のバージョンによる珈琲賛歌は絶対的でしょう。
また、もうひとつ有名なのがザ・ピーナッツの歌詞違いバージョンで、両方の印象が異なる理由は、アレンジの味わいである事も確かだと思います。
それは西田佐知子のバージョンではジャズっぽいベースやギター、マラカス等々のシンプルなスタイルにフェロモンの滲みも絶妙な彼女の節回しがたまらないのに対し、ザ・ピーナッツのバージョンは派手なストリングも入ったラテンポップスがど真ん中という仕上がりで、好き嫌いを別にすれば、実は両者に優劣なんかは無用でありましょう。
本日、サイケおやじが、あえて西田佐知子のバージョンを選択したのだって、実は気紛れという事も否定致しませんよ。
ということで、さあ、これから珈琲、もう一杯♪
あっ、そういえば、ボブ・ディランにそんな歌もありましたですねっ!?!
コメント、感謝です。
仰るとおり、神保町の珈琲は美味しい店が多いですね。
出版業界とか、待ち合わせに使われる場所も多いので、自然淘汰(?)されたのでしょうか。
C&Wは決して嫌いではありません。
ただ、自分の場合はカントリーロックから入っているので、基本的な名演・名盤よりも脇道に逸れているレコードばかりを集めてしまったような(微笑)。
谷ナオミ、あるいはその方面の性癖はサイケおやじの本性に他なりません。
自分の人生というか、あきらかに道筋を決めてくれたのは、そういう部分ですので!
これからも、よろしくお願い致します。
コメント、ありがとうございます。
どんな欲望にも際限はありませんが、全てが満たされるなんてことはありませんよねぇ~。
そこにラッキーな部分があってこそ、ありがたやの気分も増すという事かもしれません。
ご指摘の「蚊の目玉」って、台湾で缶詰が売られているという話も???
美味しい店が多いのです。
「トロワバグ」「神田ブラジル」とかは とくに好きな
店ですなあ。
銀座の「カフェ・ド・ランブルも ちと高いですが
いいですなあ。
それはそうと 先日 ジム・リーヴスのCDを購入
しました。カントリー&ウェスタンは お好きですか?
小生も さほどカントリーに詳しくは ないのですが、
ジム・リーブスは癖の無い美声の歌手なので
どなたにも お薦めできます。
また 色々と書かせて いただきます。
小生がサイケおやじ様を知るように なったのは
谷ナオミ嬢について検索していた時でして
(笑)まあ ここでは神妙に音楽について 書かせて
いただきます。
そのコーヒーを飲めたとは非常にラッキーですねえ。現地に行っただけじゃ飲めませんからね。