OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

GSムード横溢の由美かおる

2022-10-12 17:10:02 | 歌謡曲

わたしの願い / 由美かおる (クラウン)

サイケおやじの思い込みかもしれませんが、アリそうで、ナイのが由美かおるの純正エレキ&GS歌謡だとしたら、かなり接近した仕上がりになっていたのが本日掲載のシングル盤A面曲「わたしの願い」の様な気がしています (^^;

なにしろ発売されたのが昭和43(1968)年7月という、そのあたりのブームが最も加熱していた時期であり、だからこそ作詞:水島哲&作曲:米山正夫の狙いはビート歌謡のラテンロック的展開だったのでしょうか、ドカドカァ~~ッ!

と、鳴り響くドラムスに泣きメロ全開のイントロから既にして、それはミディアムアップのGS歌謡フィーリングが横溢し、もちろん由美かおるのボーカルも個性的な刹那の節回し、十八番の甘え口調とは似て非なる必死の思いを伝えんとする歌唱に徹していて、なかなかに感度は良好 (^^♪

ただし……、小杉仁三のアレンジがラテンフィーリングに拘り過ぎたのでしょうか、ブラスセクションのノリは素晴らしいと思いますが、ギターが妙に演歌チックなのが残念という不遜な思いが、サイケおやじには残ってしまうんですよ…… (^^;

それでも、楽曲としての出来は素晴らしいと思いますし、由美かおるの歌いっぷりもニクイばかりの熱っぽさがありますから、やっぱり好きなんですよ (^^♪

ということで、告白すれば、ご紹介が遅れている由美かおるのシングル曲が、まだまだ相当に残っているという不覚……。

キュートな容姿や立ち振る舞いばかりが注目されがちな由美かおるではありますが、なかなかに歌唱力もイケていると思うんですが、いかがなものでしょう。

決してイノセントな正統派とは言えないかもしれませんが、再評価されるべきかと思えば、サイケおやじは端座して謹聴する気分であります。


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