OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ウェディング・ベル・ブルースを聴きながら

2020-12-01 16:46:56 | Pops

Wedding Bell Blues / The 5th Dimension (Soul City / 東芝)

先日のお題だったジョニー・リバース繋がりということで、本日はフィフス・ディメンションです。

フィフス・ディメンションについては、拙ブログにおいて以前にも取り上げておりますが、決してブラックミュージックの王道たる正統派ソウルグループではなく、今となっては黒人版ママス&パパスみたいな路線で大きな成功を収めた事からしても、モータウンのオーディションに落ちて燻っていたフィフス・ディメンションを救い上げたジョニー・リバースの狙いは、そこにあったと思う他はありません。

1966年、それがジョニー・リバースの立ち上げた新レーベルのソウル・シティから次々に製作発売されたレコード諸作に刻まれ、聴き続けられている現在におけるフィフス・ディメンション全盛期の実相だったと思います。

そうです、確かにマリリン・マックー、フローレンス・ラルー、ビリー・デイビス・ジュニア、ロン・タウソン、ラモンテ・マクレモアという男女混成メンバーのグループでは、モータウンのフォー・トップスやテンプテーションズの路線よりは、ママス&パパスが当時の流行最先端ですから、ひとつの新しい挑戦として黒人だってフラワーミュージックは可能!?

てなもんだった様な気がするんですが、いかがなものでしょう。

もちろん、前述のモータウン系列のレーベルだって明らかに白人層にもウケるレコードを作り、ライブギグにしても、例えばラスベガスとかコパクラブとか、富裕層が出入りしている場所が選ばれていた現実はあったんですが、もっと広く白人の若者層にも楽しめる楽曲を作り出すためには、フィフス・ディメンションの登場は時代の要請でもあったんじゃ~ないでしょうか。

実際、1967年にはママス&パパスが出しながらヒットしなかった「青空を探せ / Go Where You Wanna Go」のカバーバージョンを出してみれば、これがアメリカでは大当たり!

その勢いで作られた「ビートでジャンプ / Up, Up and Away」「Stoned Soul Picnic」、そして「輝く星座 / Aquarius ~ Let the Sunshine In」等々をメガヒットさせたのは、今や輝かしい歴史です。

さて、そこで本日掲載したのは、そんな数多いフィフス・ディメンションの名唱ヒット曲の中でも殊更サイケおやじが大好きな「Wedding Bell Blues」で、これは言わずもがな、これまたサイケおやじが大好きなローラ・ニーロが自作自演のデビュー曲をカバーし、見事に世界的大ヒットさせた大傑作をA面に入れたシングル盤なんですが、ど~です、このキッチュでド派手な衣装こそが、1969年当時のグループの立ち位置を表わすものかもしれませんねぇ~~♪

ちなみに歌詞の中身は、なかなか結婚に踏み切れない男に対する女からの切なる恨み節?

みたいな不条理で一方通行の愛情表現が歌われていると、サイケおやじは感じているんですが、驚いてしまうのは、これを書いた時のローラ・ニーロがなんとっ!

11歳の頃だったと云われている事です。

だって、歌詞の中身を深読みすれば、不倫の愛とも受け取れますからねぇ~~ (^^;

しかし、それはそれとして、楽曲は完全にサイケおやじ好みのリズムとメロディラインがニクイばかりですし、フィフス・ディメンションのボーカル&コーラスの気持ち良さは絶品♪♪~♪

これがヒットしなけりゃ~、この世は闇と思うばかりです。

ということで、拙文を綴っている現在、いやはやなんともと思えば不敬ではありましょうが、止ん事無き内親王殿下が決して国民から祝福されない結婚に踏み切るか、否か!?

そんなこんなの話題がコロナ禍よりも大きな問題になりかねない状況は、悲しいばかり……。

果たして内親王殿下の胸中が「Wedding Bell Blues」なのか、あるいは「矢切の渡し」なのかは是非も無い話とはいえ、もしも後者だったとしたら、小室某は、絶対に嫌だろうなぁ~~!?

そこまでは推察出来るんじゃ~ないですかねぇ……。

願わくば……、皇室から国民の心が離れてしまう様な結果には至らないで欲しいものです。

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