OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

勘違いと思い込みの私的名盤

2023-11-25 17:45:21 | 歌謡曲

涙をゴメンナサイ c/w あの人は遠いひと / 藤真弓 (RCA / 日本ビクター)

誰が歌っているのか分からない楽曲=レコードを探すのも、中古市場における奥の細道の楽しみであり、だからこその思い込みや勘違いから、思わぬ掘出物に邂逅するなんてこたぁ~~、説明不要の楽しみかと思います (^^)

サイケおやじにとってのそんな一例が本日掲載のシングル盤でして、結論から申し述べさせていただければ、ここに収録のB面曲「あの人は遠いひと」こそが長年のターゲットだったわけですが、もちろん曲名も歌っている女性シンガーの名前も知らず、耳に残った楽曲の印象だけを頼りに探し求めて幾年月……。

それはサイケおやじのイメージとして、日吉ミミが黛ジュンした様なミディアムスローのエレキ歌謡であり、当然ながら哀愁のメロディによるベタベタの歌謡曲♪♪~♪

ですから、探索当初は日吉ミミの前身たる池和子の諸作に狙いを定めていたんですが、もちろん、結果なんて出るはずもなく、現代の様なネットという文明の利器も無かった頃でしたから、全ては自らの行動を運に任せるしかなかったという状況が続いていたという時の流れの中、ついに辿り着いた謎の解明(?)が本日掲載のシングル盤だったというわけです。

その真実について、実は掲載盤はA面収録の「涙をゴメンナサイ」を目当てにゲットした次第でして、歌っている藤真弓は一般的な知名度や人気は無くとも、件の「涙をゴメンナサイ」は昭和44(1969)年に発売された、なかなかアクの強いエレキ歌謡の裏傑作として、昭和60(1985)年頃にはマニアックなコレクターズアイテム以上に知られる様になっていた、所謂廃盤ブームの人気作♪♪~♪

ですから、サイケおやじにしても、作詞:丹古晴己&作曲:松尾安巳、そして編曲:竹村次郎が作り上げたR&B風味が入ったエレキ歌謡の「涙をゴメンナサイ」にはシビレる他は無く、しかも歌っている藤真弓の黒っぽい演歌フィーリング(?)がニクイばかりにジャストミート (^^♪

なかなかワイルドタッチのカラオケ演奏パートも含めて、ミディアムアップの曲展開こそは、昭和44(1969)年のムードに溢れていますよ (^^♪

さて、そこで本日のお題であるB面曲「あの人は遠いひと」こそは、長年希求していた歌と演奏でありながら、このレコードをひっくり返して針を落とすという儀式があればこその邂逅であり、僥倖としか思えなかった感動は決して大袈裟ではないつもりなんですが、とにかくも作詞:石井志都子&作編曲:竹村次郎が企図したのは前述したとおり、ミディアムスローの哀愁歌謡であり、泣きメロのイントロからジワジワと盛り上がっていく曲展開を節回す声質は日吉ミミ、そして歌唱の味わいは黛ジュン!?!

そんなこんなのサイケおやじの印象は尚更に深まってしまったという、全く自分好みの名曲にして名唱と思うばかり (^^♪

いゃ~~、何度聴いてもイイんですねぇ~~、これがっ!

ということで、確かA面曲「涙をゴメンナサイ」は何かのオムニバス盤に収録されてCD復刻されているはずなんですが、サイケおやじがイチオチのB面曲「あの人は遠いひと」も、そ~あって欲しいと願っております (^^)

あぁ……、奥の細道の旅はやめられませんねぇ~~♪


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