OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

美しき思い込み

2022-07-14 17:54:55 | 歌謡曲

恋にいのちがけ c/w 流れ藻の唄 / 聖佳代 (クラウン)

掲載したのは先日ゲット出来た聖佳代のシングル盤なんですが、告白すれば、中古屋の店頭で現物に遭遇した瞬間、これは浅丘ルリ子のレコード!?!

なぁ~んて、例によって、とんでもない思い込みをやらかしてしまったのはサイケおやじの早合点ではありますが、皆様だって、同じ気持ちを共有していただけるんじゃ~ないかなぁ (^^;

――と、都合の良い事を考えているのも、このジャケ写ポートレートに登場している聖佳代の面立ちと雰囲気が見事過ぎるからでして (^^;

しかし、作詞:星野哲郎&作曲:市川昭介が提供の収録A面曲「恋にいのちがけ」は、スローテンポの泣き節ド演歌でして、ネチネチした節回しと哀切が滲む声質で迫るが如く歌う聖佳代の歌いっぷりは、巻き舌歌唱もイイ感じ♪♪~♪

また、哀愁のギターで奏でられるイントロが「網走番外地」なアレンジを施した小山恭弘は、要所でサブトーンの響かせるテナーサックを用いたりするムード演歌の王道を実践しているあたりも嬉しいですよ (^^)

ただ……、これが発売された昭和47(1972)年の歌謡界を回想してみれば、些か重苦しくて、ヒット性感度は低かった様な……、そんな生意気な後追い鑑賞の気持ちが……。

ですから、同じ大御所ソングライターコンビが手掛けた収録B面曲「流れ藻の唄」が軽いタッチに仕上がっている事が、今となってはジャストミートと申しましょうか、ミディアムテンポで微妙にカントリーロックのフィーリングを入れた小杉仁三のアレンジと聖佳代の「ふて節」は素晴らしい相性じゃ~ないでしょうか (^^♪

サイケおやじとしては、完全にB面押しのシングル盤になりましたですよ (^^♪

ということで、ジャケ写の鑑賞も大いなる魅力ですが、A面とB面にわざわざ別々に楽曲を入れるという、アナログ盤の必要悪的仕様は、だからこそ、レコードをひっくり返して、針を落とすという儀式を執り行うリスナーの喜びの世界!?

そんな信心を聖佳代によって、本日も深めているのでした。

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