OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

納涼・沖縄サンバ、そして香港アクション映画は夜の楽しみ

2023-08-25 17:31:12 | 歌謡曲

沖縄サンバ / 森山かよ子 (FOUR SEASONS / ELEC)

我が国歌謡界でサンバの女王と云えば、森山加代子ってのが昭和40年代末頃からの通り相場(?)だったんですが、もちろん、それは「白い蝶のサンバ」のメガヒット以降の印象とはいえ、いよいよ昭和51(1976)年に出してくれたのが、本日掲載のシングル盤A面曲「沖縄サンバ」でありました。

しかも芸名を「森山加代子」から「森山かよ子」に変えての意気込みと思いたいほど、この作詞作曲:林宏&編曲:ラリー寿永が企図提供した「沖縄サンバ」は、リズミックな変態歌謡スレスレの傑作!?!

なにしろ、それは「サンバ」と銘打っていながら、リズム&ビートがレゲエに極めて近く、それゆえにシンコペイトしまくったリズム隊のグルーヴは到底、トーシロがやれる領域ではありません。

中でもファンキーなベースとリズムの「拍」を省略したドラムスのコンビネーション、そして隙間を埋めていくパーカッションの合いの手グルーヴというあたりは当時、先進的なリズムパターンでフュージョンとニューオリンズ系R&Bを融合させんと奮闘していたリトル・フィートを否が応でも連想させられる熱気が充満している感じが強く、それがまた沖縄という熱帯というよりも、琉球の風♪♪~♪

ですから、当然ながら、メロディラインも琉球モードと申しましょうか、あの特有の沖縄音階で構成され、だからこそ、それにどっぷりとアレンジされたストリングやコーラスの妙も楽しめてしまうわけですが、そのあたりに流されることの無い森山かよ子のクールな歌いっぷりが実に素敵なんですよねぇ~~ (^^♪

いゃ~~、こ~ゆ~ユッタリズムのグルーヴって、猛暑に苦しめられる夏の日の夕暮れに聴いていたい欲求がサイケおやじには確かにありまして、本日のご紹介となりました。

ちなみに、この「沖縄サンバ」は昭和55(1980)年に、ほとんど同じアレンジのカバーバージョンを浅野ゆう子がシングル発売しておりましたが、その好き嫌いは十人十色として、サイケおやじは、森山かよ子バージョンに軍配です (^^)

ということで、ここ数日、サイケおやじは往年のカンフー映画のDVDを夜になると鑑賞しているんですが、そのバックに使われているサントラ音源の中にはニューソウルやカリビアンミュージック、そしてレゲエやスカ等々、そのシンコペイションが利いているところは、劇中のアクションにジャストミートしていて、尚更にスカッとさせられます (^^♪

また、昔の香港映画におけるアクションは基本、人間業ですから、未だワイヤーやCGが用いられず、アナログだけで、あそこまでやってしまっていた俳優やスタントマンスの凄さには驚愕!

殊更、日本人俳優として悪役を演じ続けた倉田保昭の出演作は全てが必見の傑作揃いですので、納涼鑑賞の1本として、ぜひとも、お楽しみくださいませ (^^)

中でも「帰ってきたドラゴン」「七福星」は凄いですよ ♪♪~♪

あっ、それと来月にはCS東映チャンネルにおいて、倉田保昭の主演作にして強烈にカルトな名作「武闘拳・猛虎檄殺!」も放映予定なんですが、これは本物の虎を出演させたド迫力のアクション作品ですので、これも、ぜひっ!

う~ん、なんだか今日は……、ご紹介に的を絞れず、申し訳ございません <(_ _)>

それでも、納涼の意図だけは伝わったのかなぁ~~と、ご理解いただければ幸いでございます (^^;


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