OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

永遠の青山ミチ

2022-09-25 17:40:22 | 歌謡曲

湖のバラード / むらさきの京都 / 青山ミチ (クラウン)

掲載したのは、表舞台での芸能活動も末期に追い込まれていた青山ミチが昭和47(1972)年5月に出したシングル盤なんですが、やっぱり収録両面2曲共に素晴らしい歌唱力を堪能させられる仕上がりなんですから、彼女の流転し過ぎた人生は哀しくも、勿体ないと思うばかり……。

特に悪いクスリにズブズブになっては逮捕や収監を繰り返し、それでもカムバックすれば、見事な歌を聴かせてくれるという紙一重の天才性を大切にして欲しかったと思うのは、サイケおやじだけではありますまい……。

で、ここに収録のA面曲「湖のバラード」は作詞:平井秀幸&作曲:佐伯一郎、そして編曲:三木たかしが手掛けた、所謂「ご当地ソング」的な素晴らしい哀愁歌謡に仕上がっており、青山ミチの表情豊かな歌唱表現は唯一無二の魅力と思わさせられるんですねぇ~~♪

う~ん、ミディアムテンポで、このグルーヴとコブシ回しの妙は、彼女だけの個性じゃ~ないでしょうか (^^♪

また、作詞:能勢英男&作曲:佐伯一郎、そして編曲:三木たかし!

と、クレジットされたB面曲「むらさきの京都」が、猛烈に熱いロッキンソウルな「ご当地ソング」で、ミディアムアップのリズム&ビードにファズ全開のギターと激しいブラスセクションの咆哮に導かれた青山ミチのソウルフルな節回しは、もう……、最高ぉぉぉぉぉ~~~!!

ジージー鳴りまくるギターにチャカポコのパーカッション、メリハリの効いたブラスセクションという演奏パートのキモを掴み切った歌唱こそは、青山ミチの真骨頂と断じて後悔いたしません (^^♪

いゃ~~、何度聴いてもシビレが収まりませんよっ!

正直、これをカバー出来る歌手が他に存在するのかっ!?

なぁ~んて、不遜な妄想さえ沸き上がってしまうのが、サイケおやじの偽りの無い気持ちであります。

ということで、ここまで素晴らしい歌を聴かせてくれながら、冒頭で述べたとおり、彼女は転落への道を辿り続けたのですから、この世は儘なりません……。

幸いにも、彼女が残してくれた音源の主だったところは、罪の償いを終えられた後にCD復刻されていますので、ぜひとも、お楽しみいただきとうございます <(_ _)>

青山ミチは、やっぱりイイですねぇ~~~ (^^♪


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2 コメント

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こんにちは。 (しょうまん)
2022-09-26 13:48:36
日本テレビで放送されていた「全日本歌謡選手権」で見た時、その圧倒的な歌唱力に度肝を抜かれました。

周囲に恵まれなかったのか、不運な歌手人生だった様な気がします。
それと、寺内タケシとブルージーンズのドラマーの人と暮らしていたそうですね。
昔の映像を流す懐メロ番組でも、彼女を取り上げてくれないのは寂しい限りです。
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夢のまた夢 (サイケおやじ)
2022-09-26 17:22:22
☆しょうまん様
コメント、感謝です。

「全日本歌謡選手権」以降にカムバックした時は、天童よしみと比較されていた時期もあったんですが、その天童よしみが、ちょいと足踏みしている間に、青山ミチは転落……。
二人の共演ステージは夢でした。
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