OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

渡辺真知子の雨の歌、そしてAORな流行歌

2016-06-28 17:45:43 | Singer Song Writer
恋のフリーウェイ c/w 雨がやむまで待って / 渡辺真知子 (CBSソニー)


すっかり雨の季節になって、しかも世相がザワザワと落ち着かないのであれば、せめて一時の憩いには素敵な「雨の歌」でも聴きたいなぁ~~、と思ってサイケおやじが愛用のPCに入れておいた音源を検索してみれば、真っ先に選ばれたのが本日掲載のシングル盤B面曲、渡辺真知子が歌う「雨がやむまで待って」でありました。
 
いゃ~~、これがソフトなスイング感も心地良い、4ビートのAOR歌謡曲で、しかも彼女の自作によるジェントルでせつないメロディと儚くも優しい女心(?)が滲み出た歌詞、そして言うまでもなく本当に上手い歌唱表現♪♪~♪
 
まさに渡辺真知子の実力と魅力が良く出た仕上がりは、船山基紀のアレンジもジャストミートの成功作であり、これがB面収録というあたりもニクイですよ♪♪~♪
 
ちなみにこのシングル盤は昭和56(1981)年初夏に発売されたLP「Feel Free」からの先行カットだったんですが、アルバムそのものの大きなウリだったのが当時流行のアメリカ西海岸レコーディングであり、それゆえに演奏パートのセッション参加メンバーにはドン・グルーシン(key,arr)、ロベン・フォード(g)、ネイサン・イースト(b)、カルロス・ヴェガ(ds)、スティーヴ・フォアマン(per) 等々の凄腕名手が顔を揃えており、それが堪能出来るのがA面に収録された「恋のフリーウェイ」で、まさにニューミュージックのAOR進化形、つまりは流行最先端のシティミュージックになっているわけで、個人的にもなかなか好きなメロディ展開と如何にも「らしい」ドン・グルーシンのアレンジ、そして幾分イージーな歌詞の中身にもニンマリさせられましたねぇ~♪
 
まあ、今となってはB面曲「雨がやむまで待って」が圧倒的に好きなんですが、それも渡辺真知子が珍しく女の部分を強く出した節回し、平たく言えばフェロモンがジンワリ感じられる歌唱に惹きつけられるからに他なりません。
 
彼女は本当に歌が上手いっ!
 
ということで、そうした和みも瞬時に霧散させられる仕事の厳しさ、誹謗中傷ばっかりの選挙戦、私生活における諸々の欲望との葛藤等々、逆の意味で音楽を聴ける僅かな時間が至福と思えるのでした。
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