OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

アッという間の大フィーヴァー

2016-06-27 17:58:11 | Soul
■今夜はブギ・ウギ・ウギ / A Taste Of Honey (Capitol / 東芝)
 
個人的にはマスコミが騒ぎ立てるほど心配していないのが、今回の英国EU離脱騒動による我が国への影響諸々なんですが、もちろんこれはサイケおやじの仕事周辺についてだけの事で、世界の動向を鑑みれば、皆が無条件で浮き足立ってしまうのも、何か往年のディスコで誰でも踊らされてしまうキャッチーなダンス曲が流れた時と似ていると思うのは不謹慎でしょうか。
 
で、そんなこんなを漠然と思い返していたら、そ~だっ!
 
本日掲載のシングル盤A面収録「今夜はブギ・ウギ・ウギ / Boogie Oogie Oogie」なんて曲が、それだったよなぁ~~♪
 
ということで、演じているテイスト・オブ・ハニーはジャケ写からも一目瞭然、ジャニス・ジョンソン(vo,b) とヘイゼル・ペイン(vo,g) の黒人女性コンビをフロントに立てたブラックロックユニットで、とにかく調子の良い歌と演奏が楽しめるのがこの「今夜はブギ・ウギ・ウギ / Boogie Oogie Oogie」なんですが、もちろんそれはジャニス・ジョンソンのしなやかなエレクトリックベースとヘイゼル・ペインのキャッチーなリズムギターがあればこそ、無条件でノセられてしまうファンクロックのシンプルな魔法が全開♪♪~♪
 
既に述べたとおり、これが流行った1978年といえば、ディスコブームのど真ん中、世界中がフィーヴァーしまくっていた頃でしたから、我が国でも老若男女が盛り場のそうした店に集い、お気に入りの曲が鳴りだせば、忽ちフロアに挙って飛び出すという狂熱が発生し、その中でも「今夜はブギ・ウギ・ウギ / Boogie Oogie Oogie」は必殺技の極みつきでありました♪♪~♪
 
ちなみにテイスト・オブ・ハニーは他にペリー・キブル(key) にドナルド・ジョンソン(ds) が入っている自立したバンドであり、参謀役はペリー・キブルだったようですが、実際のステージではサポートメンバーも幾人か参加していますし、当然ながらレコーディングにも助っ人が入っているわけです。
 
しかし、そのライブにおいては、きっちりジャニス・ジョンソンが歌ってベースを弾きまくり、これがなかなかカッコイ~ィ~~♪ さらにヘイゼル・ペインのギターにしても、かなりハードなフレーズを織り込んだりして、そのあたりはアイズリー・ブラザーズっぽいところもサイケおやじの好みなんですよ♪♪~♪
 
正直、ご両人とも、決してテクニシャンではないところが、かえって憎めません♪♪~♪
 
あぁ、今聞いても、忽ち腰が浮いてしまいますねぇ~~♪
 
それでも残念ながらというか、テイスト・オブ・ハニーは、これがあまりにも出来が良過ぎたというか、以降はしばらくヒットが出せず、次に放ったホームランがなんとっ!?!
 
坂本九が世界中で大ヒットさせた「上を向いて歩こう(sukiyaki song)」のカバーであり、それが琴の音色を彩りにしたサウンド作りと和服をアレンジした衣装で歌うという、些かキワモノっぽい企画作だったんですから、たまりませんよ……。
 
もちろん、サイケおやじは好きなんですけどねぇ~~♪
 
お若い皆様はご存じなかった話ではありましょうが、結論として、何時の世にも、その場を否応なく巻き込んでしまう狂熱があったというオチで、本日は失礼させていただきます。
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